俳優の水上恒司が28日、都内で行われたテレビ東京系連続ドラマ『シナントロープ』記者会見に、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃と共に出席した。

BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車（JAF Mate Onlineへ）

　本作は、アニメ『オッドタクシー』の脚本を務めた此元和津也氏が描くオリジナルストーリー。バーガーショップ“シナントロープ”を舞台に、現代の若者たちを投影したリアルな人間模様と、不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇によって美しくエモーショナルに描かれる青春群像ミステリー。

　主人公のさえない大学生・都成剣之介を演じる水上は「自信を持って面白いと思える作品に携われて幸せです」と語ると「いわゆる青春物と呼ばれる作品っていっぱいあると思うんです。でももうキラキラとか壁ドンという年代じゃなくなってきた。そのなかで、世の中にある青春作品とは全然違う群像劇になっていると思います」とドラマをアピールする。

　8人の若手俳優たちが個性的な役を演じる本作。そんななか「普段とギャップがある人は？」という質問に登壇者たちの多くは水上を指さす。都成がひそかに想いを寄せるヒロイン・水町ことみを演じた山田は「ギャップというか分かりませんが、すごく熱い男」と水上を表現すると、明るいお調子者・“キバタン”こと木場幹太を演じる坂東は「昭和って感じがしますね」と古風な一面があることを明かすと、水上は照れ笑いを浮かべていた。

　この日は、そんな作品を作り出した脚本の此元氏からサプライズの手紙が届く。それぞれのキャストたちの魅力がつづられると、水上は「こんなに脚本のパワーを感じた作品はなかなかないです。あとは『俳優部、お前ら次第だぞ』っていうメッセージが伝わるような感じで、クランクイン前に緊張感があった。そういった作品がどんな感じに出来上がったのかとても楽しみです」と感想を述べていた。