ミスコン出場の20歳・品川裕香、夢はアナウンサーも社会福祉を勉強中「目的を見失わないように」

これまで多くのアナウンサー、モデル、タレントを輩出し、サークルなどに所属する全国の大学2年生以上を対象とした日本最大級のミス・コンテスト『MISS CIRCLE CONTEST』(通称:ミスサー)。2024年大会でライブ配信によるSHOWROOMファイナル審査で優秀な成績を収め、「ENCOUNT掲載権」を獲得したファイナリストにインタビューを実施。今回ピックアップする品川裕香(しながわ・ひろか)さんは、福井県立大看護福祉学部3年生。小学生の頃、障がい児や高齢者との関わりをきっかけに社会福祉に興味を持ち、社会福祉士など国家資格を取得するため、日々実習と勉強に励んでいる。話好きで明るい性格を生かし、将来はアナウンサーとして多くの人に福祉の大切さを伝えたいと話す“元気印”の20歳に話を聞いた。

「MISS CIRCLE CONTEST 2024」でスポンサー賞を受賞した福井県立大看護福祉学部3年生の品川裕香さん【写真:本人提供】
「MISS CIRCLE CONTEST 2024」でスポンサー賞を受賞した福井県立大看護福祉学部3年生の品川裕香さん【写真:本人提供】

『MISS CIRCLE CONTEST 2024』スポンサー賞を受賞した福井県立大・品川裕香さん

 これまで多くのアナウンサー、モデル、タレントを輩出し、サークルなどに所属する全国の大学2年生以上を対象とした日本最大級のミス・コンテスト『MISS CIRCLE CONTEST』(通称:ミスサー)。2024年大会でライブ配信によるSHOWROOMファイナル審査で優秀な成績を収め、「ENCOUNT掲載権」を獲得したファイナリストにインタビューを実施。今回ピックアップする品川裕香(しながわ・ひろか)さんは、福井県立大看護福祉学部3年生。小学生の頃、障がい児や高齢者との関わりをきっかけに社会福祉に興味を持ち、社会福祉士など国家資格を取得するため、日々実習と勉強に励んでいる。話好きで明るい性格を生かし、将来はアナウンサーとして多くの人に福祉の大切さを伝えたいと話す“元気印”の20歳に話を聞いた。(取材・文=福嶋剛)

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――品川さんは大学で社会福祉について学んでいるそうですね。

「はい。福井県立大学3年生で看護福祉学部社会福祉学科に通っています。高齢福祉や生活保護など、今の日本の社会福祉の現状や課題点、今後に向けての改善点などを学んでいます。大学ではフットサルサークルに所属していてマネジャーをしています」

――社会福祉を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

「小学校の時に、特別支援学校や高齢者施設に訪れたことを通して興味を持ったことがきっかけです。子どもの頃から身近に社会福祉を感じて生きてきたので将来は福祉などの社会貢献もしたいと思い、今の大学を選びました」

――品川さんから見た今の日本の福祉についてどう感じていますか。

「やっぱり生活していて偏見を感じることが多いです。障がいを持つ方に対して勝手にこういう人だと決めつけていたり、施設コンフリクト(※)などの話を聞くと、より実感します。そういった偏見をなくすように周りの意識を変えていきたいと思いました」
※障がい者施設などの社会福祉施設の建設・設置に対し、地域住民の反対により建設・運営が妨げられ譲歩を余儀なくされるなど、対立する事態を指す

――実際に、大学で学んでみていかがですか。

「印象に残っているのは、障がいを持っている方に気を使い過ぎてはいけないということです。特別扱いしてしまったり、一方的な思いだけで接するのではなく、本人の立場に立って考えることが大切だということを学びました。体験実習もあるので地域の困っている人たちとのコミュニケーションやケースワーカーさんの仕事内容など、さまざまな現場で社会福祉について勉強したいと思います」

――そんな品川さんがなぜミスコンに応募したのでしょう。

「大学生の間に何か思い出を残したいと思ったことが一つあります。もう一つは将来、アナウンサーやレポーターになって社会福祉について伝えたり、視聴者に元気を与えられる存在になりたいと思っているので、もともとミスサーに興味があり、地元の福井テレビのアナウンサーさんもミスサー出身と分かったので応募しました」

信越放送の番組レポーターを体験【写真:本人提供】
信越放送の番組レポーターを体験【写真:本人提供】

ファッションが大好き

――ミスコンに挑戦してみていかがでしたか。

「とても楽しかったです。私は、最初はクールキャラに見られがちなんですが、実際は声も大きくてうるさいと言われるくらいおしゃべりなので1回目のライブ配信だけ、めちゃくちゃ緊張しましたけど、その後はファンのみなさんと楽しく会話できてすぐに仲良くなれました。また、子どもの頃から目立ちたがり屋なので、配信では顔を真っ白に塗って志村けんさんのバカ殿様のコスプレを披露したり、みなさんに笑ってもらえるような企画を考えました。決勝大会ではファンのみなさんが会場まで来て私の名前が入った大きなうちわを持って応援してくださり、頑張ってよかったと思いました」

――大会ではスポンサー賞としてレディースファッションブランドの「MURUA賞」を受賞しました。

「ファッションは大好きで、結構こだわりも強いんです。特にMURUAさんは、よく着ているブランドなので名前を呼ばれた時めちゃくちゃ喜びました」

――一方でグランプリを獲れなかった悔しさはありましたか。

「全てやり切ったという気持ちなので後悔はないです。グランプリを獲った子もすごく頑張っていたのを知っていますし、『おめでとう』という気持ちでした」

――将来はどんなアナウンサーを目指したいですか。

「社会福祉について分かりやすく伝える仕事だけじゃなく、番組の企画にも携わることができる人になりたいです。社会福祉という言葉だけでは多くの人はパッと思い浮かぶことって少ないと思います。ですからアナウンサーやレポーターを通じて多くの方に、今の社会でどのようなことができて、どんな支援ができるのかを発信したいです。実際にミスコンの期間中に信越放送さんの番組レポーターオーディションに受かり、レポーターを体験させていただきました」

――レポーターをやってみていかがでしたか。

「事前に家でしっかり練習したのに、カメラを前にして緊張してしまい、せりふも飛んでしまいました(笑)。その後、ミスサーを通じて、福井放送さんのテレビ番組やラジオ番組に出演させていただき、地方局ならではの自分で企画を立てて、自分の言葉で伝えるという、番組作りを目の当たりにして、余計に魅力を感じました」

――憧れのアナウンサーはいますか。

「福井放送の中村謙太さんです。さまざまなところに出かけて情報をつかみにいく姿勢や深夜まで実況練習をするなど、向上心を持って取り組む姿に心を打たれました。私も中村さんのような努力を惜しまないアナウンサーになりたいです」

――最後に学生の間に挑戦したいことを教えてください。

「社会福祉士と精神保健福祉士という大学で受験資格を取得できる国家資格が2つあるので、まずはその資格を取ることが目標です。アナウンサーになることは大きな夢ですが、何のためにアナウンサーになるのか、その目的を見失わないように学生の間にちゃんと福祉の知識を身に付けて前に進みたいと思います」

□品川裕香(しながわ・ひろか)2005年2月24日生まれ。福井県出身。福井県立大看護福祉学部3年生。2024年『MISS CIRCLE CONTEST』でスポンサー賞「MURUA賞」を受賞。現在はインフルエンサーや撮影モデルとして活動。趣味はカフェ巡りとナンバープレートの4桁計算。特技はバスケットボールと絵を描くこと。

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