「デートウォーズ」70年代時空旅楽団、初オリジナル曲&名曲カバー配信開始 ドラマトラックも公開
タイムレス音楽IPプロジェクト「デートウォーズ(DATE WARS)」の70年代時空旅楽団が25日、初のオリジナル楽曲『授業中ランデブー』をはじめ、カバー曲『狙いうち』『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』、さらにドラマトラック『Case Of “March Of The Madmen”』を配信開始した。あわせてリリックビデオも公開された。

アニメイトではレコード盤も発売
タイムレス音楽IPプロジェクト「デートウォーズ(DATE WARS)」の70年代時空旅楽団が25日、初のオリジナル楽曲『授業中ランデブー』をはじめ、カバー曲『狙いうち』『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』、さらにドラマトラック『Case Of “March Of The Madmen”』を配信開始した。あわせてリリックビデオも公開された。
70年代時空旅楽団は、舞舞 舞(CV:田中杏里)、已己巳己 巳己(CV:乾夏寧)、縷縷 凛凛(CV:近藤玲奈)の3人によるユニット。今回の配信開始にあわせ、25日午後7時からは公式YouTubeチャンネルや公式X、TikTokでライブ配信を実施し、午後8時にはドラマトラックも公開された。また、当時の主要メディアであったレコード盤としてもリリースされ、9月27日からアニメイト3店舗(池袋本店・秋葉原・大阪日本橋)で販売される。10月3日からはオフィシャルサイトでの販売も予定されている。
オリジナル楽曲『授業中ランデブー』はDE DE MOUSEが作詞・作曲・編曲を担当。フィンガー5『学園天国』をイメージした掛け声を盛り込み、70年代の歌謡作法をベースにしながらシティポップの要素を加えた構成となっている。カバー曲『狙いうち』は山本リンダの代表曲をmaeshima soshiが現代的なクラブサウンドに仕上げたもので、『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』はムッシュかまやつの人気曲をDE DE MOUSEがフレンチポップ調に再構築した。
今回のプロジェクトを総合プロデュースした百瀬祐一郎は「70年代のリリースはレコードが主流でした。今回、レコードでリリースするのは当時の雰囲気をリアルに味わって貰いたい為です。今はデジタルで音楽を聴くことが当たり前になっています。レコードで聴くという事はハードルが高いかもしれません。ですが、盤をセットして針を落とした音や、レコードならではの温かい音質はデジタルでは決して味わうことができません。デジタルが主流の今だからこそ、アナログ体験を経験してみて欲しいです。『デートウォーズ』がきっかけでレコードにハマってくれたらこれ以上嬉しいことはありません」と語った。
出演者のコメントは下記の通り。
○みの(音楽プロデューサー)
・授業中ランデブー
「この曲はDE DE MOUSEさんが担当しています。ライブでも映えそうな『ヘイ!ヘイ!』の掛け声は、フィンガー5の『学園天国』をイメージしたもの。観客との掛け合いで楽しんでほしいという思いを込めました。DEDEさんはその指定をもとに、歌詞のテーマを拡張するかたちで構築してくれたのだと思います。上品なホーンやストリングス、モータウン的なビートなど、70年代の歌謡作家が好んだ手法が随所に散りばめられており、完成版を聴くと過去のサウンドを偏愛的に積み重ねることで、意図したわけではないですが渋谷系的な脱構築や引用のスタイルに帰結していると感じました」
・狙いうち
「原曲は山本リンダによる名曲で、昭和的な高飛車キャラを令和に鳴らすとどう響くのかという面白さを狙いました。トラックはmaeshima soshiさんが担当。歌謡的なエッセンスをきちんと保持しつつ、足腰の強いビートでフロアでも機能するクラブライクな仕上がりになっています。勢いがありながらも洗練されたアレンジで、ストリングスやホーンのデフォルメ感が強い“昭和歌謡らしさ”をシグネチャーとして残しつつ、新しい聴感を与えてくれる。古典を現代の感覚で再解釈するDATE WARSらしい1曲になったと思います」
・ゴロワーズを吸ったことがあるかい
「ムッシュかまやつの人気曲をDE DE MOUSEさんがアレンジ。やや喋り口調のボーカルは声優さんの個性を引き出しやすく、DATE WARSとの相性も良いと感じました。『何かに凝らなくてはだめだ』と趣味人の美徳を説くような歌詞は、音楽レガシーを紐解く本プロジェクトの世界観とも見事にリンクしています。実はThe Rolling Stones『Satisfaction』のリフを引用した箇所もあり、遊び心のある仕掛けとしてぜひ探してほしいポイントです。フレンチポップ的なアレンジが上品なグルーヴを生み、高域を抑えたミックスによって夢見心地のような質感を演出。最近のLo-Fiサウンドとも通じる耳触りを感じてもらえると思います」
○DE DE MOUSE(『授業中ランデブー』作詞・作曲・編曲/『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』編曲)
・授業中ランデブー
「9割70sティーンポップ、1割シティポップなイメージで作った曲です。70年代のバラエティや歌番組での生演奏バックで歌っている映像のアレンジがレコードに収録されたアレンジより好きなことが多く、そんな部分を意識してホーンセクションやストリングスセクション、シンプルなギターソロなどをこだわってみました。歌詞は70年代後半から80年代初期あたりのアイドル曲っぽいスクールライフをイメージして当時っぽい言葉選びをしてみたのでメロディも含めてなかなか完成度の高い曲になったと思っております!」
・ゴロワーズを吸ったことがあるかい
「この曲はまだまだ過小評価をされていると個人的に思っているくらいオーパーツのようなとんでもない曲なので、そんな曲をぼくがカバーするの?とお話をいただいた時震えました。原曲はTower of powerの演奏なのでアレンジが結構アメリカンでブルース色がかなりあり、歌詞はパリが舞台になっているの で、よりアンニュイでフレンチ色が強くなるように、原曲をポールモーリアがアレンジしたようなイメ ージで作りました。みのさんのアイデアで「ミックジャガーでも」というパートで、ローリングストーンズオマージュのフレーズを入れたことも小洒落てとても気に入っております」
○maeshima soshi(『狙いうち』編曲)
「年代問わずに親しまれている山本リンダさんの『狙いうち』を今回カバーさせていただき、大変光栄でした。原曲の持つパワーや雰囲気を崩さぬよう意識しつつ、現代的なクラブサウンドを僕なりにつけ足しました。このカバーを通じて昭和~令和にかけてまさに時空を旅するかのような体験を感じてもらえたら嬉しいです」
