櫻坂46の井上梨名（24）が23日、公式ブログを更新し、10月29日リリースの13枚目シングル『Unhappy birthday構文』の活動をもって、グループから卒業すると発表した。井上は2018年11月、二期生として前身グループの欅坂46に加入。明るいキャラクターで存在感を示してきたが、7年間の活動に終止符を打つ。

　井上は「今日はいつも応援してくださる皆さんに、お知らせがあります」と切り出し、「10月29日に発売される13枚目シングルの活動を持ちまして、櫻坂46を卒業します」と伝えた。そして、加入時からの日々を振り返った。

「2018年の夏。すごい奇跡が起きました。どこにでもいる普通の女の子だった私が、大好きだった、憧れだった、人生の支えだったグループの二期生になることができました。そこからは目の前に起きる出来事に付いていくので精一杯でした。好きという気持ちだけで、自分に何ができていたのか今でもよく分からないけど、今まで生きてきて感じたことのない、知らない感情をたくさん知りました」

　グループは2020年10月14日、櫻坂46に生まれ変わったが、井上は当時を「みんなが櫻坂を強くするために精一杯頑張っていて」と回顧し、「たくさんの夢を叶えていていく瞬間をみて、このグループすごいな、メンバーすごいな、何回も思いました。すごく尊敬しているし、出会えて本当によかった。そう思えるグループ、メンバーです。自分自身の事で悩むこともたくさんありましたが、落ち込んでる場合じゃない、私にも櫻坂のためにできることがいっぱいある！と思って今日までやってきました」と表現した。

　その上で「櫻坂46のメンバーとして精一杯活動できた。思い残すことはない。そう胸を張って言える今、卒業を決断しました。櫻坂46から大きな一歩を踏み出したいと思いました。櫻坂46を離れる事は寂しいですが、大きな一歩を踏みだす事をワクワクしている自分がいます！」と今の思いを伝えた。そして、「残り数ヶ月となりますが、最後まで櫻坂46を全力で楽しんで頑張ります！　みなさんとお話しできたりお会いできる日も限られてはきますが、楽しく過ごせたらなと思っています！　よろしくお願い致します！」と呼びかけた。

　兵庫県出身の井上は、18年夏の坂道合同オーディションを経て、同年11月に二期生として欅坂46に加入した。グループが櫻坂46に生まれ変わってからは存在感を増し、22年6月からは、ニッポン放送『櫻坂46　こちら有楽町星空放送局』のメインパーソナリティーを担当。23年10月リリースの7枚目シングル『承認欲求』の収録曲『確信的クロワッサン』では、センターを務めた。