ワッキー、抗がん剤は「味わったことのないキツさ」 力になった後輩芸人に感謝「ヘンテコだけど」

お笑いコンビ・ペナルティのワッキーが22日、テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け!』(月曜深夜1時58分)に出演し、闘病生活を振り返った。

ペナルティのワッキー【写真:ENCOUNT編集部】
ペナルティのワッキー【写真:ENCOUNT編集部】

テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け!』

 お笑いコンビ・ペナルティのワッキーが22日、テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け!』(月曜深夜1時58分)に出演し、闘病生活を振り返った。

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 ワッキーは「2020年2月末、首の左に2つのシコリのようなものを感じた」とのこと。かかりつけの耳鼻科から紹介された大学病院で「このシコリはがんです」との宣告を受け、しかも「転移している」とも告げられたそうだ。

 一方で、医師からは、ワッキーが発症した中咽頭がんは「放射線治療との相性が良く、90%以上の確率で治る」とも説明。がんステージも「ステージ1」だったそうで、ワッキーは「正直、めちゃめちゃホッとした」と語った。

 治療は「2か月の入院で、放射線と抗がん剤でがんをやっつける」という計画。入院直前、相方・ヒデに連絡を入れると、涙を流しながら「待ってるから、頑張ってこい」と言ってくれたそうだ。

 入院初日、ワッキーは「俺ががんになったのは、何か意味があるんじゃないか。なぜ、俺はここに来たんだ」と思案。出た答えは「俺はお笑い芸人として、この病棟を明るくするために、がんになってここに来たんだ!」だったそうで、「強い使命感が湧いてきて、次の日から廊下に出て患者さんに話しかけたり、少し笑わせたり、笑顔で触れ合うようにした。全員がん患者なので、僕も逆にいっぱいパワーをもらえた」と明かした。

 ただ、3回目の抗がん剤を打った後は「味わったことのないキツさだった」とのこと。「ずっと気持ち悪く、ずっと嘔吐してるので、何も食べれず夜も寝れなかった」そうで、「そんな状態が3日くらい続いて、心も体も極限状態になった時、湧いてきた感情が“笑いたい”だった」という。

 ワッキーは「昔からやってたノリだけど、後輩のもう中学生に電話して、電話ごしに即興で変な歌を歌ってもらった」と回想。「腹抱えるくらい笑った。笑ってる間は全然気持ち悪くなかった。その瞬間は笑いががんに勝ったんだ」と述べた。

 続けて、「自分がやってるお笑いはがんに勝つんだ。笑いの力はすごいんだと実感できた」とも発言。「ヘンテコだけど、もう中学生はすごい芸人だ。もう君ありがとう」と感謝した。

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