元AKB48で俳優の前田敦子とお笑い芸人のキンタロー。が22日、都内で行われた映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』（10月3日、日本公開）の公開前イベントで共演。キンタロー。が前田に感謝の思いを伝える場面があった。

　本作は世界3大映画祭・監督賞を制覇した唯一の監督、ポール・トーマス・アンダーソンの最新作。かつて世を騒がせた冴えない元革命家のボブをレオナルド・ディカプリオが演じる。さらに、ボブと娘の命を執拗に狙う異常な執着を持つ変態軍人“ロックジョー”をショーン・ペン、ボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ”をベニチオ・デル・トロが演じ、3大オスカー俳優が共演した。

　映画ファンとして知られる前田は、本作の感想を聞かれ「めちゃくちゃ面白かったです。スタートダッシュからすごい。どんどん変わっていく展開が読めない。途中から違う映画を見ているようですごかったです」と大興奮。ディカプリオの大ファンということで、「私は『ロミジュリ（ロミオとジュリエット）』から始まり、みんなが恋をするじゃないですか。数々の作品を見ていますが、1番好きかもしれません。こんなにお父さん役が似合うんだと、素敵すぎてびっくりしました」と目を輝かせた。

　キンタロー。は、デビュー1年で当時AKB48として絶大な人気を誇った前田のものまねを武器にブレイク。数々のハリウッドスターのものまねを披露してきた。

　この日は、本作の主演・ディカプリオに扮して登場。「二頭身のレオナルド・ディカプリオ」とあいさつすると、“キンタロー・ディカプリオ”と対面した前田は大爆笑。「愛おしいですね」と優しく迎えると、キンタロー。は前田について「フライングゲットの神さま。会いたかった。会いたかった。嫌いにならないでください。彼女無しでは飯が食えない。東京にもいられなかった。彼女のおかげで今この足を踏んでいる。すべては彼女から始まった。足を向けて寝られない。命の恩人です」と感謝した。

　作品のヒットを願い、前田が偽ディカプリオにミニオスカー像を贈呈。キンタロー。は、「オスカー像、フライングゲット！」と喜びを表現した。