カンニング竹山、コンビで借金1000万円「芸人やめて死ぬか、福岡帰るか」 ライブで大暴走…思わぬ結果に

タレントのカンニング竹山が19日、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』(金曜深夜1時)にゲスト出演。2006年に35歳で死去した相方・中島忠幸さんとのお笑いコンビ・カンニングとして、売れない時代と売れたきっかけを語った。

カンニング竹山【写真:ENCOUNT編集部】
カンニング竹山【写真:ENCOUNT編集部】

ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』に出演

 タレントのカンニング竹山が19日、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』(金曜深夜1時)にゲスト出演。2006年に35歳で死去した相方・中島忠幸さんとのお笑いコンビ・カンニングとして、売れない時代と売れたきっかけを語った。

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 福岡から別々に上京して、偶然、再会した小学校時代の同級生・中島さんと1992年にコンビを結成したが、ブレイクしないまま事務所を転々。最高借金額は共に500万円だったと明かした。パーソナリティーの東野幸治から「月の収入も10万、20万、30万ぐらいのときに(借金)500万?」と聞かれ、竹山は「月の収入なんかないっすよ。全然」と返答。東野が「なくて500万?」と驚くと、「500万です」と肯定し「マックスのときは、利息だけで16万。毎月返さなきゃいけなくて」と告白した。

 東野が「借金取りとか来んの?」と尋ねると、竹山は「メチャクチャ来ます」と即答。東野が「家に?」と確認すると、「家に来ます」と話した。東野から、すべてを投げ出して「逃げようとか思ったことは?」と聞かれ、「ありましたよ」と返答。27、28歳ごろ、出戻ったサンミュージックで出演した事務所ライブの前に「爆発した。もうダメだと思った」という。竹山は「中島も500万ぐらい借金あって、あいつも逃げ回ってるし。バイトしてるけど、利息返さなきゃいけないし。中島とオレの決まりの中で、もう『家賃は払わない』っていう前提で決めてて。『家賃、電気代、ガス代払わない』とか順番があったんですよ。中島も夜逃げ2回ぐらいしてるから」と明かした。

 竹山はライブ当日に衣装を取りに帰宅すると、案の定、借金取りから厳しい催促があり、窓から脱出したという、「そんな状態のときに(少し遅れて)オレがライブハウスに来て『おい、中やん、もうダメだ。もうダメ。終わった』って。『何があったん?』『今こうこうこうで。ダメや。こんなことやって芸人とか終わりや。やめよう』って。『やめて死ぬか、福岡帰るか』」と追い詰められて“これで最後”と決意したという。東野が「『死ぬしかない』とか思うの?」と聞くと、竹山は「芸人になるときに、『芸人でダメやったら死のう』と思って、一応来たから。多分、死んでないですよ。根性もないから」とした。

 迎えた最後の舞台。竹山は「『ネタ合わせなんかいらない、中やん。本当に面白いと思うこと、全部言ってやめようや』って。オレたちウケないコンビだから」と覚悟を決めたという。東野がコンビの形を聞くと、竹山は「ダウンタウンさんに憧れて、できもしない、あんな漫才をやろうとしてるクソつまんない若手です。引きのボケで。才能もねえくせに」と自虐的に笑った。

 いざ舞台に登場するや、竹山は「お前ら、こらクソガキ! 1個も才能もねえくせに、ライブ来てよう」と絶叫し、「ここでバイトしとるわ。明日来い、こっらあ」と言うと、実際の電話番号を公開したという。これで終わりと分かっている中島は寝そべって笑っていたという。女子高生は恐怖で悲鳴を上げたが、ラストを見守った芸人仲間からドカン、ドカンとウケたという。

 終演後、「楽屋へ怒ってダメ出ししに来る社員とケンカしてやめる」というイメージの2人の前に現れたのは、世話になっていた現サンミュージック社長のブッチャーブラザーズ・リッキーだったという。意を決してケンカモードの竹山に対し、“師匠”のリッキーは「タケ! 中やん! お前ら売れるで! これや!」と声をかけてきたという。そこをきっかけに翻意し、2、3年かけて売れたという。東野は3、4年前に特番で共演した際、竹山が高級車・マセラッティに乗って来たと暴露。「こいつ、すげえ出世したな。のし上がったなって」と感心していた。

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