格闘技イベント「RIZIN」は19日、都内で記者会見し、「RIZIN LANDMARK 12 in KOBE」（11月3日、兵庫・GLION ARENA KOBE）の追加カードを発表した。立ち技格闘技「RISE」にも出場経験のあるMAX吉田（37＝TEAM岡見）の参戦が決定。元幕内力士の貴賢神（28＝フリー）とMMAでの対戦が決まり「ビッグマグナムをぶち込みに来ました」と独特の表現で意気込んだ。

　MAX吉田は“板橋区最強のスキンヘッド”の異名を持つ37歳。立ち技格闘技「RISE」を主戦に活動し、2024年には「FIGHT CLUB.2」にも出場した。

　過去にはタクシーの運転手や、格闘技エンターテインメント「BreakingDown」のセキュリティーも経験。25年3月には「BreakingDown15」に参戦し、無差別級のMMAルール戦で舞杞維沙耶にTKO勝利をおさめていた。

　この日、白のタンクトップ姿に金のネックレスを着用して会見に登壇した吉田。「『孤独の風俗飯』から来たMAX吉田です。RIZINにビッグマグナムをぶちこみに来ました。みなさん期待していてください」と独特なコメントで会場をざわつかせた。

　その後も「ネタみたいになっているけど、ネタじゃないというところを見せたい。今回は真面目にいきます。同じ髪型の人がここに何人かいるので、その人たちの“ハゲ”みになるように頑張りたい」と笑みを浮かべながら力強く語った。

　対戦相手の貴賢神は終始苦笑しながら「（印象は）特にないです」と短くコメントした。

　参戦の経緯について問われた榊原CEOは、「キャラが立っていてファンの人気も知名度もあるが、格闘家としてのベースがしっかりある選手だ。MAX吉田はやっぱり強いというところを貴賢神と真っ向勝負して見せてもらいたい」と語り、大きな期待を寄せた。