King Gnu井口理、初舞台初主演 演出と学生時代からの仲「恩返しみたいなところが大きい」
King Gnuの井口理が16日、都内で行われた主演舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の制作発表記者会見に登場した。

矢本悠馬と最強バディに「大丈夫だと思います」
King Gnuの井口理が16日、都内で行われた主演舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の制作発表記者会見に登場した。
BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車(JAF Mate Onlineへ)
俳優としても活躍しているKing Gnuのメインボーカルを務めている井口。初めての舞台となる今作で、初主演を果たす。井口は演出の小貫流星氏と共に大学時代は演劇をしていたという。
「小貫くんから舞台をやらないかと提案されたのが2年前ぐらい。でもだいぶ時がたっているので、何でこうなったのかあまり覚えていなくて(笑)」と戸惑いつつも、「最初に演劇というジャンルに踏み込んだのが小貫くんだったので、当時も教えてくれたことがたくさんありました。その恩返しみたいなところが大きいかなと。また一緒にやれたら面白いなという気持ちもありますね」と学生時代から付き合いがある小貫の演出を喜んだ。
その井口は会社をクビになって社会保障手当を不正受給し、嘘をつきまくるエリック・スワンを演じる。「場を回すというか、常に誰かと何かを話していて、嘘をつく役。僕は普段嘘をつかないので、頑張りたいと思います。コメディーなので楽しんでやりたいですね。かなり狼狽していますが、楽しみたいです」と意欲を見せ、「さっき顔合わせをして、皆さんいい人そうなので、とりあえず大丈夫かなという気がしています」とこの日登壇したキャスト陣に安心感をおぼえたという。
井口扮(ふん)するエリック・スワンとバディを組むのが、矢本悠馬が演じるノーマン。2人は初共演となるが、井口から「マック派? モス派?」と突然飛び出した質問に矢本は「一番最初にハンバーガーがマックだったのでマック」と回答し、続けて「町中華に行った時にラーメン単品で行くか、チャーハンとセットで行くか、どっち行きます?」と井口に逆質問。すると井口が「僕はラーメンにチャーハン、ギョーザをつけますね」と答えると、矢本は「親友になれそうです(笑)」と満足そうだった。
会見後の囲み会見でお互いの印象を問われた井口と矢本。井口が「普段表に出ている虚像と実像が違う方っていらっしゃると思いますが、多分違わなくてすてきだと思いました」と好印象で、矢本も「今日お会いして親しみやすい方だなと思いました。距離感の詰め方もお互い同じ感じだし、ここからいいペースで上がっていくんだろうなという気配がしています」と期待感も示した。
その2人は劇中で最強のバディとなる。井口が「大丈夫という安心感があったし、喫煙所でも話したり話さなかったり、沈黙も生まれるぐらい。無理して話さないというのも生まれているので大丈夫だと思います」と今から稽古が待ち遠しい様子だった。
マイケル・クーニーの名作戯曲を井口主演で舞台化した今作。ロンドン郊外の自宅に住むエリック・スワン(井口)は、架空の間借り人をでっちあげて社会保障手当を不正受給していた。架空人物を抹殺しようとした矢先、社会保障省の調査員が面会を求めて訪問する。本物の間借り人ノーマン(矢本)を巻き込み嘘を重ねるエリック。ごまかすほどに窮地に陥る2人の極限コメディーが始まるのだった――。
なお、この日行われた会見には、井口と矢本のほか、山崎紘菜、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重、演出の小貫氏も出席した。
