映画『国宝』興収142億円、観客動員1000万人突破 邦画実写1位へ勢い衰えず…歴代興収30位→19位に浮上
俳優の吉沢亮が主演を務める映画『国宝』(李相日監督)の興行収入が142.7億円、観客動員数1000万人を突破したことが16日、本作を配給する東宝より発表された。

タイ・バンコク国際映画祭クロージング作品にも決定
俳優の吉沢亮が主演を務める映画『国宝』(李相日監督)の興行収入が142.7億円、観客動員数1000万人を突破したことが16日、本作を配給する東宝より発表された。
同作は、吉田修一氏の同名小説を原作とするヒューマンドラマ。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄(吉沢)の50年にわたる生涯を描く。
これまでに公開94日間では観客動員数946万人、興行収入は133億円を記録。邦画実写としては22年ぶりの100億円を突破し、歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位の成績を記録し、さらには第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表に決定するなど、社会現象となっている。
そして16日までの公開102日間で、観客動員数1013万5998人、興行収入142億7273万1300円を突破し、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』超えも見込める勢いとなっている。
さらに前週までの歴代興行収入ランキング(※興行通信社調べ)で30位だった本作は、『トップガン マーヴェリック』(2022年/138.1億円)、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23年/140.2億円)、『天気の子』(19年/142.3億円)などを超えて19位にランクインした。
また、今月末から行われるタイ・バンコク国際映画祭クロージング作品にも決定。バンコク国際映画祭は、2003年~2009年に開催されていたものの、その後中断されており、この度、タイ政府文化庁の運営で15年ぶりに開催されることとなり、映画祭は、27日~10月15日まで行われ、『国宝』はその栄えあるクロージング作品として上映し、李監督が渡航する予定だという。
