橋幸夫さんの「スターの生きざま」に感服の声 石原良純が持論「自分(優先)じゃないんですよ」

お笑い芸人の小籔千豊が12日、金曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。4日に肺炎のために82歳で亡くなり、10日に都内で告別式が営まれた橋幸夫さんについてコメントした。

橋幸夫さん【写真:ENCOUNT編集部】
橋幸夫さん【写真:ENCOUNT編集部】

4日に肺炎のため逝去

 お笑い芸人の小籔千豊が12日、金曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。4日に肺炎のために82歳で亡くなり、10日に都内で告別式が営まれた橋幸夫さんについてコメントした。

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 52歳の小籔は「僕らはバリバリ世代ではないんですけど、(吉本新喜劇の先輩・池乃)めだかさんがよくカラオケで(橋さんの曲を)歌ってはって。僕らからすると、往年の大スターというのは知ってるんですけど、ある日『やっぱ、橋幸夫ってちゃうんですか?』って言ったら、(池乃は)『そらちゃうわ。歌もめっちゃうまいし、すごい好きやった』と。だから、僕が尊敬してる人(池乃)が『とんでもない人やった』(って)言うのを聞いて、すごい橋幸夫さんの偉大さを知ったというか」と話した。

 さらに、「僕も山田洋次監督の(映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』)中で、『“いつでも夢を”を西田(敏行)さんとか、キョンキョン(小泉今日子)が歌うところを僕が邪魔してへたくそに歌う』みたいなシーンがあったりとかしたんですけど。その時は別に何とも思ってなかったんですけど、『そうか。あっこで(曲が)選ばれるぐらいの方』っていうことは…みたいなんで、ストレートな(大活躍を知る)世代ではないですが、周りの話を聞く感じでは『とんでもない方やった』っていうのは知って。こんなギリギリまで舞台に出はるっていうのは、ある意味『良かった』と思ってはるかも分かんないですね、橋さんも」と明かした。

 63歳のタレント・石原良純は「芸能界にいわゆる『スター』っていう人がいる時代、スターの生きざまって僕らが思ってる生きざまと全然違うんですよね。(叔父の)石原裕次郎って人もスターだったと思う。スターっていうのは、みんなに応援されて、みんなに夢を託されて、自分を映画なり、音楽なりの場所に、応援してもらって上げてもらってるから、夢を与え続けなきゃいけない。そのためには自分(優先)じゃないんですよ。応援してもらって輝き続けられる(から)、あまたの人のために生きて、死んでいくんです。これは僕ら凡人にはちょっと分からない」と持論を披露した。

 橋さんは晩年、アルツハイマー型認知症を患ったことを公表後もステージに立ち続けた。石原は「今でも芸能界のスターって方、いらっしゃると思うんだけど、僕らみたいな凡人がそれ(生きざま)がどうこうとは言えない。そういう方、僕も結構、見てて。例えば、美空ひばりさんが最後、ステージに立たれて、亡くなっていく。何でそんなことをされるのか。それは夢を託された人間は、夢を背負って死ぬまで走らなきゃいけない。それが僕は『スターの生きざま』なんじゃないかなって思います」と力説した。

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