西島秀俊、撮影中も甘いもの手放せず 共演俳優が暴露「机の引き出しにも隠していた」
俳優の西島秀俊が12日、都内で行われた映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』初日舞台あいさつに出席した。当日は、俳優のグイ・ルンメイと真利子哲也監督も登壇し、同作をアピールしていた。

映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』をアピール
俳優の西島秀俊が12日、都内で行われた映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』初日舞台あいさつに出席した。当日は、俳優のグイ・ルンメイと真利子哲也監督も登壇し、同作をアピールしていた。
全編、米ニューヨークでロケを行い、セリフの9割は英語という同作。西島は「英語でセリフを言うというのは、どうしても発音とか意識が向きがちになってしまいます。ただ監督は、決してキレイに発音することを全く求めていなくて、むしろ感情が高ぶってうまく言えない瞬間を喜んでいらっしゃった。ルンメイさんが素晴らしい俳優さんで、目の前でリアルな演技を表現してくださって、そこに引っ張られました」と振り返った。
ルンメイは「西島さんが大きなエネルギー与えてくださった。今回、いろんなチャレンジをさせていただいたのですが、西島さんは私にとって大きな木のような存在で、私はその下で楽しく遊ぶ子どものような感覚でした」と独特な表現で西島を絶賛し、「日本語はすごく微妙で、あいまいなニュアンスのある言語だと思います。適切な方法を探ってくださった、本当に翻訳の方や言語指導の方に感謝したいと思います」と付け加えた。
MCから「現地でオフの日はどんなことをされていましたか」という質問が上がると、西島は「僕は甘いものをかなり食べました」と回答。ルンメイが「西島さんがうらやましいです。私は人形劇のシーンがあったので、休みの日は甘いものを食べに行かず、人形劇の練習をするか、英語の練習をしていました。また素晴らしい人形劇の公演も見に行きました」と答えると、西島はルンメイに恐縮しながら頭を下げていた。
さらにルンメイは「西島さんは現場でも甘いものをたくさん食べるんです。お昼にお腹いっぱいのご飯を食べたはずなのに、ずっとおやつを食べているんです。なんで太らないのか不思議です」と話すと、西島は「今回、(身体を)絞っていましたから」と苦笑い。すると、ルンメイは「机の引き出しの中にも、西島さんはお菓子を隠していました」と暴露していた。
真利子監督の6年ぶりの最新作となる同作は、全世界に向けて各々の文化圏の人々に届ける濃密なヒューマンサスペンス。息子の誘拐事件をきっかけに、ニューヨークで暮らすとある日本人の賢治(西島)と中華系アメリカ人のジェーン(ルンメイ)夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族の様子を描く。西島は「誰かに対して深い愛情を持てば持つほど、愛情が試される瞬間が訪れて、乗り越えるとまた新しい試練が訪れるものだと思っています。いろんな試練を受けている皆さんにぜひ見ていただいて、ラストシーンの希望というか、わずかな光を感じていただけたらと思っています」と同作をアピールしていた。
