岩橋玄樹、日米行き来の生活「ファンが支え」 夢は“始球式”と“ハリウッド進出”
ホラー映画『男神』(井上雅貴監督、9月19日公開)でスクリーンデビューを飾った岩橋玄樹は、アーティストとして、そして俳優としても新たな一歩を踏み出した。新たなステージに立った彼が次に見据えるものは何か。

映画『男神』でスクリーンデビュー
ホラー映画『男神』(井上雅貴監督、9月19日公開)でスクリーンデビューを飾った岩橋玄樹は、アーティストとして、そして俳優としても新たな一歩を踏み出した。新たなステージに立った彼が次に見据えるものは何か。(取材・文=平辻哲也)
ソロ活動に踏み出してからは、責任感と不安を抱えながらの毎日だという。
「もちろん、良い面と大変な面の両方があります。ひとりでやっていかないといけない責任感や不安は常にあります。でもコンサートや俳優業を通じて『かっこよかった』『演技良かった』と声をかけてもらえると、本当にひとりで頑張ってきて良かったと心から思えます」と率直に語る。
その原動力となっているのは、やはりファンの存在だ。「最近は、ファンのみんなが支えてくれていることをより強く感じます。毎日『ありがたい』と思って活動しています」と感謝を忘れない。
現在の活動のベースは日本。同時に米国・ロサンゼルスとの行き来を続けている。「だいたい1週間日本にいて、2週間アメリカに戻って、また日本に来て……そんな生活です。ロサンゼルスは自分が大好きなカルチャーに触れられる街で、尊敬できる仲間もたくさんいる。冒険心のある自分にとって、刺激を受けられる場所なんです」と語る。日米を往復する生活は容易ではないが、岩橋の表現の幅を大きく広げている。
そして未来の夢について問うと、迷わず言葉が返ってきた。「やっぱりハリウッド映画に出たいです。アメリカにはたくさんのスタジオがあって、その中に自分も飛び込みたい。エンターテインメントの本場に挑戦したいという気持ちは強いです」。

根っからの巨人ファン
また、岩橋を語るうえで欠かせないのが「野球」だ。根っからの巨人ファンで、優勝した阪神に大きく離されている今シーズンのチーム状況についても冷静な視点を持つ。「主力のケガもあって厳しい状況が続いています。でも若い選手が一軍で経験を積むのはいいことだと思うんです」と分析する。
メジャーリーグも現地で観戦するほどの熱心さで、「菅野智之選手(オリオールズ)や大谷翔平選手(ドジャース)など、海外で活躍している日本人選手を見ると、自分も頑張ろうと思えます」と話す。さらに「ずっと夢なのは、ドジャース戦で始球式をすることなんです。野球が大好きだから、それを実現できたら最高ですね」と笑顔を見せた。
映画『男神』を通じて俳優としての第一歩を踏み出した岩橋。日本とアメリカを股にかけながら、音楽、俳優業、そして夢の舞台へと歩みを進めている。野球場で白球を投げる未来も、ハリウッドの大スクリーンに立つ日も、決して遠い話ではないかもしれない。
□岩橋玄樹(いわはし・げんき) 1996年12月17日生まれ、東京都出身。2021年12月1日、1stシングル『My Lonely X’mas』でソロデビュー。日本とアメリカを拠点に活動している。主なドラマ出演作は、主演作『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(2018年/NTV)、『ガードセンター24 広域警備指令室』(16年/NTV)、主演作『恋愛ルビの正しいふりかた』(25年/TOKOY MX)などがある。
