ディーン・フジオカ、日サロで役作り「平成ギャルコースに」 『ちょっとだけエスパー』出演で大胆イメチェン
俳優のディーン・フジオカが、大泉洋が主演を務める10月21日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』(火曜午後9時)に出演することが9日に発表された。

10月21日スタート…脚本に野木亜紀子氏
俳優のディーン・フジオカが、大泉洋が主演を務める10月21日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』(火曜午後9時)に出演することが9日に発表された。
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本作は、会社をクビになり、離婚によって家族も財産も失ったどん底サラリーマン・文太(大泉)が、突然「ちょっとだけエスパー」として世界を救う使命を背負うことになるSFラブロマンス。さらに「人を愛してはならない」という不条理なルールを課され、用意された社宅では、見知らぬ女性と夫婦として生活を送ることになるSFラブロマンス。
完全オリジナル脚本を手がけるのは、TBS系連続ドラマ『アンナチュラル』(2018年)や映画『ラストマイル』(24年)などで知られる野木亜紀子氏。主人公・文太役を務めるのは、大河ドラマや映画、舞台と幅広く活躍する大泉。さらに、文太と夫婦生活を送る謎の女性・四季役には、宮崎あおいが13年ぶりに民放連続ドラマに出演する。
ディーンが演じるのは、文太と同じく“ちょっとだけエスパー”となる仲間・桜介(おうすけ)。普段は花屋として働きながら、つぼみに触れることで花を咲かせる“花咲か系エスパー”として活動するが、能力が直接的に役立つことはなく、仲間内では“ミソっかす”とされている。物語では、そんな桜介が個性豊かな仲間たちとともに、世界を救うという不条理な任務に奮闘する姿が描かれる。
花を咲かせるという能力について、ディーンは「景気がいいなと思いました(笑)」と語り、「花って綺麗なだけではなく、詩的で象徴的なもの。花束を贈ったり、花言葉だったり、そういうポエトリーなものの命を操る役柄、風流だなと思いました」とコメントしている。
また、今回は見た目のイメージも大きく変化。黒髪の短髪、ヒゲ、筋肉質という桜介のイメージに合わせるため、ディーンは「プロデューサーに『鍛えてこい』『日焼けしてこい』と指示を受けたので、日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”に通っています(笑)」と語っており、これまでの“おディーン様”の印象を覆す大胆なイメージチェンジとなっている。
※宮崎あおいの「崎」の正式表記はたつさき

コメント全文「昭和と令和をつなぐ“平成ギャル男・桜介”を目指して」
ディーンのコメントは下記の通り。
――本作の出演オファーを受けた際のお気持ちや、脚本を読まれた感想をお聞かせください。
「お話をいただいたのは確か1年前……ちょうど映画『ラストマイル』が公開された後くらいだったと思います。だから野木さんの脚本でまたお芝居ができるんだと、すごくワクワクしました。最初に脚本を読ませていただいたとき、すごく景色が浮かんでくるし、まるで小説を読んでいるみたいだなと思いました。とにかく次が楽しみで、読み応えがあるんです。自分が桜介というキャラクターを演じるという目線以前に、『ちょっとだけエスパー』の世界に引き込まれました。
みんな日常を生きていく中で仕事をしているじゃないですか。自分がやりたいことじゃないと続かないし、「ありがとう」って言ってもらえるから頑張れる部分もあると思うんです。仕事って人生においてすごく絶妙なバランスで存在するものだと思うんですが、この作品では、そんな仕事として“ヒーロー”をやる……その落とし込み方がすごく絶妙だなと思って、楽しく読ませていただきました」
――桜介をどういうキャラクターだと捉えられましたか。また“なで回して花を咲かせる”という能力についてどう思われましたか。
「桜介は軽口をたたきまくるキャラクターです。でもアホなことをたくさん言いながらも、大事なことは背中で語る、その姿勢で生き様まで見せる……そのバランスが魅力的なんです。『とりあえず花、咲かせとく?』という桜介の能力を最初に知ったときは、景気がいいなと思いました(笑)。花ってキレイじゃないですか。でもそれだけではなく、花束を人に贈るとか、花言葉というものが存在したり……象徴的で詩的な意味合いももっているんですよね。桜介はそんなポエトリーな花というものの命をちょっとだけ操る役柄でもある。すごく風流だなと思いました」
――役作りのためにしていることはありますか。
「プロデューサーから『とりあえず鍛えてこいと、そして日焼けしてこい』と指示を受けたので、とりあえず日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”というプランに通っています(笑)。昭和と令和をつなぐ“平成ギャル男・桜介”を目指しています(笑)」
――撮影が進んでいますが、現場の雰囲気はいかがですか。
「もうとんでもないですよ! 日々、撮影現場は爆笑の渦です。大泉さんを筆頭に、全然違うタイプの魅力的なキャストがそろっているなと実感しています。みんな本当に面白いんですよ。先日、泊まりのロケがあったんですが、みんなで食事しながらたくさんお話したんです。お酒も入ってしょうもない話で盛り上がりました。僕は大泉さんをリスペクトしているので『三代目 洋SOUL BROTHERSを襲名させてほしい』とお願いしたら、二代目は誰なんだという話になりました(笑)」
――ディーンさんにとってヒーローと言える存在は。
「ヒーローといえばリーダーシップが必要だと思うんですが、それだけじゃないとも思うんです。弱さに気づける視点を持っていたり、“強く、優しい人”がヒーローなのかなと思います。そういえば自分が生まれた福島県須賀川市は、ジャパニーズ・ヒーロー代表・ウルトラマンの生みの親・円谷英二さんの町でもあります。地球の平和を守って、3分で帰っていくという、ある意味“ちょっとだけヒーロー”だなとも思います」
――実際にエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか。
「“時間を操る”力にはすごく興味があります。動画を見るときに、2倍速だと何を言っているかわからないから1.5倍速にする、というスピード感に慣れてしまっている人たちに合わせて、ドラマのセリフ回しも『0.8倍速でお願いします』とか(笑)。時間を巻き戻してみたいし、早送りもしてみたい。スローモーションにしたら、やたらとドラマチックに見えるミュージックビデオみたいに感じられるのかな……とか、時を操れたら、いろんな楽しみ方ができそうですよね」
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「10月21日から始まります『ちょっとだけエスパー』毎日朝から晩まで頑張っています。チームみんなの熱意と創意工夫の込められたこの作品を通して、皆さんにとって人生のちょっとした息抜きになったり、新しいことを始めようという“気づき”をもっていただけたら……。“もしちょっとだけエスパーになれたらどんな能力が欲しいかな?”と自分に問いかけながらこの作品を見ていただき、あなただけの色の花を咲かせてください。みんなで『ちょっとだけエスパー』を盛り上げていきましょう! 乞うご期待!」
