乃木坂46、10回目「真夏の全国ツアー」完走…6期生は初 久保史緒里が誓う「また来年、必ずこの場所で会いましょう」

アイドルグループ・乃木坂46が7日、東京・明治神宮野球場で「乃木坂46 真夏の全国ツアー2025 明治神宮野球場公演 DAY4」最終公演を開催した。最新シングル『Same numbers』でセンターの賀喜遥香が2022年以来の座長を務め、今月4日からの4日間で全121曲を披露した。7月5日からスタートした同ツアーは、北海道、宮城、東京、静岡、大阪、香川、福岡の全国7都市16公演で約26万人を動員して終了。初のツアー参加となった6期生11人(小津玲奈は休養中)も、存分に持てる魅力を発揮した。

左から川崎桜、賀喜遥香、一ノ瀬美空【写真:鈴木健太】
左から川崎桜、賀喜遥香、一ノ瀬美空【写真:鈴木健太】

座長を務めた賀喜遥香「最後みんなで歌いましょう~!」

 アイドルグループ・乃木坂46が7日、東京・明治神宮野球場で「乃木坂46 真夏の全国ツアー2025 明治神宮野球場公演 DAY4」最終公演を開催した。最新シングル『Same numbers』でセンターの賀喜遥香が2022年以来の座長を務め、今月4日からの4日間で全121曲を披露した。7月5日からスタートした同ツアーは、北海道、宮城、東京、静岡、大阪、香川、福岡の全国7都市16公演で約26万人を動員して終了。初のツアー参加となった6期生11人(小津玲奈は休養中)も、存分に持てる魅力を発揮した。(取材・文=星川莉那)

 定刻になると、「神宮~声出す準備できてるか~!」。賀喜のあおりが響き、“全員がヒロイン”というテーマのもと、王冠をつけた全メンバーが登場した。ライブは、賀喜が初の表題センターを務めた『君に叱られた』で幕開けし、夏ソングの代表曲が続いた。

『ジコチューで行こう!』では、メインステージから花道にさっそうと移動。間奏では、遠藤さくらが賀喜の口に手を当て、そのままキスをして会場を沸かせた。『好きというのはロックだぜ!』では、メンバーの声かけでファンもタオルを回し、早くも会場が一体になった。

 最初のMCでは、奥田いろはと弓木奈於が神宮公演にまつわるエピソードを明かし、次のブロックに移った。ここでは井上和と中西アルノがダブルセンターを務めた38枚目シングル『ネーブルオレンジ』や、『Same numbers』に収録されている楽曲を披露。6期生楽曲の『なぜ 僕たちは走るのか?』では、フレッシュながらも、堂々としたパフォーマンスを見せた。

 続いて今回のツアーでしか見られないユニットコーナーへ。6期生の“新生歌うまメンバー”の森平麗心、鈴木佑捺、海邉朱莉が、『君の名は希望』をしっかりとした伸びのある歌声で魅了すると、後輩に負けじと、遠藤、梅澤美波、池田瑛紗が『ごめんねFingers crossed』をクールに決め、これまでの雰囲気を一変させた。『ひと夏の長さより…』では、久保史緒里、井上、中西の“歌うまメンバー”のハーモニーで圧倒。歌詞にリンクし、「また来年、必ずこの場所で会いましょう」と久保が力強く誓った。

 しっとりした空気感での『Sing Out!』は、賀喜の繊細でしなやかなソロダンスから始まり、ファンもクラップで見守った。そして、賀喜が涙声で「ここにいるみんなが主役、最後みんなで歌いましょう~!」と叫び、画面に映された歌詞に合わせてファンも歌声を捧げた。

「真夏の全国ツアー」は今年で10回目【写真:鈴木健太】
「真夏の全国ツアー」は今年で10回目【写真:鈴木健太】

夜空を彩った特大花火

 その後、14年から始まった夏の全国ツアーが今回で10回目を迎え、これまでを振り返るVTRをファンとともに見届けた。キャプテンの梅澤が思いを吐露すると、メモリアルソングである『真夏日よ』を披露。すると、ドローンが夜空に浮かび、全メンバーの名前をライトアップ。コールを促す壮大なスケールの演出にファンは感動し、会場のボルテージは最高潮に達した。

 さらにライトアップが、ステージを照らした『ありがちな恋愛』では、確かな表現力を見せつけた。続く『制服のマネキン』、『Actually…』でムードチェンジ。迫力のある炎や色鮮やかなレーザーを受け、キレのあるダンスを披露した。『夏のFree & Easy』では、ステージ全体を駆け回り、トロッコに乗ったメンバーは、至近距離で“ファンサ”を届けた。

 そして、賀喜は先輩の3期生、同期の4期生、後輩の5期生と6期生、スタッフ、ファンへ、座長として感謝の言葉を伝え、最新曲の『Same numbers』をセンターでパフォーマンス。ここで本編が終了し、特大花火が次々と打ち上がり、神宮の夜空を彩った。

 アンコールの最終楽曲では、恒例の『乃木坂の詩』をファンと一緒に歌い上げた。そして、笑顔を通し続けた賀喜が、メンバーの最後に手振りながら退場。球場全体に幸福感を残し、ツアーを締めくくった。

○9月7日/乃木坂46『真夏の全国ツアー2025 明治神宮野球場』DAY4セットリスト

M01 君に叱られた
M02 ジコチューで行こう!
M03 裸足でSummer
M04 ガールズルール
M05 好きというのはロックだぜ!
M06 ネーブルオレンジ
M07 なぜ 僕たちは走るのか?
M08 ってかさ
M09 不道徳な夏
M10 君の名は希望
M11 錆びたコンパス
M12 ぼっち党
M13 あんなに好きだったのに…
M14 ボーダー
M15 ごめんねFingers crossed
M16 ひと夏の長さより…
M17 Sing Out!
M18 真夏日よ
M19 Monopoly
M20 ありがちな恋愛
M21 制服のマネキン
M22 Actually…
M23 夏のFree & Easy
M24 おひとりさま天国
M25 I see…
M26 Same numbers

EN1 チートデイ
EN2 他人のそら似
EN3 ジャンピングジョーカーフラッシュ
EN4 乃木坂の詩

W-EN1 君に叱られた

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