『笑点』メンバーら、残暑の中で落語ファンと交流「未来が明るい感じがしますね」
落語界のファン感謝デーにあたる謝楽祭が7日、東京・湯島天満宮で開催され、人間国宝の五街道雲助(77)や『笑点』メンバーの林家たい平(60)、春風亭一之輔(47)らがお客様と直に触れ合った。実行委員長の柳家三三(51)は「本当に大勢の皆さま、ありがとうございます。楽しく、そして安全に、湯島天満宮さまをお借りして頑張ります」と開会にあたりあいさつ。落語協会所属の落語家が勢ぞろいで、多くのお客様を歓待した。

人間国宝・五街道雲助もサイン攻め「お暑い中、気の毒」とファンを気遣う
落語界のファン感謝デーにあたる謝楽祭が7日、東京・湯島天満宮で開催され、人間国宝の五街道雲助(77)や『笑点』メンバーの林家たい平(60)、春風亭一之輔(47)らがお客様と直に触れ合った。実行委員長の柳家三三(51)は「本当に大勢の皆さま、ありがとうございます。楽しく、そして安全に、湯島天満宮さまをお借りして頑張ります」と開会にあたりあいさつ。落語協会所属の落語家が勢ぞろいで、多くのお客様を歓待した。(取材・文=渡邉寧久)
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多少日差しが弱まったとはいえ、湯島天神の境内には残暑の日差しが降り注ぐ。にもかかわらず、午前10時の開会を目指し、大勢の落語ファンが行列をなし、詰めかけた。
芸人が店先に立つ飲食や物販など50強の店舗が立ち並ぶ境内。辻々、もしくは出店には人気落語家のたい平、蝶花楼桃花(年齢非公開)、一之輔らが、汗みどろでファンを迎えた。
落語協会会長の柳家さん喬(77)は炎天を気遣い、「熱中症など、ご自分たちで守っていただかないと、こちらも行き届かないところもございます。ご自分にお身体を気遣って」と注意喚起。「芸人はいやいやでも皆さんに付き合います」とダークなしゃれを述べると、周辺の芸人が一斉に「違う違う」の素振りでツッコミ。「もとい、こころを込めてやらせていただきます」と訂正し、笑いを誘った。
近代落語の祖、三遊亭円朝の命日にあたる8月11日に、菩提寺である東京・谷中の全生庵で行われていた「円朝忌」が発展し、湯島天満宮で行われるようになった謝楽祭。雲助は「うれしいですよね、これだけ大勢来ていただけます、なかったですよね」とお客様に感謝。「お暑い中、気の毒なところもあるんですけど」と無事を願った。
入門した頃、「円朝忌」で働いていたことがあるという一之輔は「ありがたいことです」と盛況に感謝。「体力が持つまでですね」と自分にムチを打ち、行列を作るお客様へのサイン等に汗を流し続けた。
「午前中だけ参加できます」と話す林家たい平は「我々が若手の頃は、(落語界に来てくださる)お客様が2、3人だった」と、大勢のお客様を眺め、隔世の感を実感。「若い人もたくさんいるので、未来が明るい感じがしますね」と、子どもと一緒に訪れている家族に目を細め、盛況ぶりを喜んだ。
