村川絵梨、『焼肉ドラゴン』初参加に喜び 初の立ち稽古では「震える気持ちに」
俳優の村川絵梨が29日、都内で行われた日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』(10月7日より上演)の制作発表会見に、作・演出の鄭義信とともに出席。同作に初参加する心境を語った。

レジェンドの参加に「身が引き締まる思い」
俳優の村川絵梨が29日、都内で行われた日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』(10月7日より上演)の制作発表会見に、作・演出の鄭義信とともに出席。同作に初参加する心境を語った。
同作は、高度経済成長と大阪万博に沸く1970年前後の関西地方都市を舞台に、慎ましくも懸命に生きる在日コリアン一家と、彼らが営む焼肉店「焼肉ドラゴン」に集まる人間模様を描いた物語。2008年に初演され、11年、16年と続き、今回は9年ぶり4度目の上演となる。
あいさつを求められた鄭は「初演のときは4回も公演すると思っていませんでした。皆さんの後押しによって4度も上演できたこと、本当にうれしく思っております」と喜び、「近所の石神井公園で犬の散歩をしていたとき、まったく知らないおじいさんに『「焼肉ドラゴン」はいつやるんだ』って言われて(笑)。そのおじいさんにはいつ会うかわかりませんが、『やりますよ』と報告したいと思っています」と話し、笑わせた。
今回が初参加の村川は、次女の金梨花(きん・りか)を演じる。オファーを聞いたときの心境については「『焼肉ドラゴン』は伝説的な作品だと聞いています。私が見たのは16年なんですが、まさかまたやってくれるとは。そして、この一員に入れてくれていただけるとは! と思い、本当にうれしくて。それに、初演のレジェンドの方々がカムバックされるということで、光栄な気持ちで身が引き締まる思いです」と声を弾ませた。
続けて「早速稽古は始まっています。昨日が立ち稽古初日だったんですが、セットがバンッとなっていて、いきなり立ち稽古が始まりました。初参加としては震える気持ちになって。とんでもない熱量でしたが、負けずに挑んでいきたいと思っています。楽しみにしていてください」と意気込んだ。
会見には、ほかに千葉哲也、智順、櫻井章喜、朴 勝哲、石原由宇、北野秀気、松永玲子、イ・ヨンソク、コ・スヒ、パク・スヨン、キム・ムンシク、チョン・スヨンも登壇した。
