ファンモン、巨人・田中将大にエール「200勝を願っています」 “顔ジャケシリーズ”誕生秘話

2人組ボーカルグループ・FUNKY MONKEY BΛBY’Sが、20日に移籍後初となるCDシングル『Come back home』をリリースした。前身の3人組・FUNKY MONKEY BABYS時代のデビューシングルから欠かさず著名人の顔写真をCDシングルのジャケットに起用する“顔ジャケシリーズ“は、移籍後も継続。新曲はABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(日曜午後10時15分)の主題歌で、今回の“顔”にはドラマに主演する俳優・中村アンが起用された。そこで今回は、ファンキー加藤とモン吉に“顔ジャケシリーズ”のエピソードや曲作りなどについて話を聞いた。

FUNKY MONKEY BΛBY’S ファンキー加藤(左)、モン吉【写真:矢口亨】
FUNKY MONKEY BΛBY’S ファンキー加藤(左)、モン吉【写真:矢口亨】

FUNKY MONKEY BΛBY’Sが新曲『Come back home』をリリース

 2人組ボーカルグループ・FUNKY MONKEY BΛBY’Sが、20日に移籍後初となるCDシングル『Come back home』をリリースした。前身の3人組・FUNKY MONKEY BABYS時代のデビューシングルから欠かさず著名人の顔写真をCDシングルのジャケットに起用する“顔ジャケシリーズ“は、移籍後も継続。新曲はABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(日曜午後10時15分)の主題歌で、今回の“顔”にはドラマに主演する俳優・中村アンが起用された。そこで今回は、ファンキー加藤とモン吉に“顔ジャケシリーズ”のエピソードや曲作りなどについて話を聞いた。(取材・文=福嶋剛)

――新曲『Come back home』がリリースされました。今作ではファンモン節が炸裂といった感じです。

加藤「最近は自然にファンモン節がにじみ出てきますね」

――ファンモン節を読者に分かりやすく説明するとしたら。

加藤「サビとメロディー、そしてクラブミュージック出身だからビートを大切にしています」

モン吉「昔からリズム作りから始めて、BPM(速さ)、コード、メロディーという順番で作っていって強いメロが出たら歌詞を乗せていくという流れで曲を作っています」

――バラードでもビートから作っていると。

加藤「そうですね。そこがファンモンらしさだと思います。ライブではいつも膝でリズムを取りながら歌っています」

――『Come back home』については。

モン吉「これは元となる曲を作家さんが作ってくれて、それを今の僕たちに合うようなヒップホップっぽさを入れた少しゆったりとしたテンポで作りました」

加藤「やっぱり最後はビートなんです」

――ところで『Come back home』では、シングル定番の“顔ジャケシリーズ”も継続しています。今回は中村アンさんがジャケット写真に選ばれました。

加藤「これは主題歌を担当したことで迷うことなく主演の中村アンさんにお願いしました」

――ジャケットに写る中村アンさんの表情が素敵ですよね。

加藤「そうなんですよ。MVも本当に素敵な演技していただいてうれしかったです」

――今やファンモンの“専売特許”ともいえるシングルの「顔ジャケ」ですが、あらためて、始めたきっかけを教えてください。

加藤「きっかけはデビューシングルが『そのまんま東へ』(2006年)というタイトルだったので、『そのまんま東さんにお願いしてみよう』という話になり快諾いただきました。それで『思いっきり顔のアップでいこう』と決めてリリースしたら、自分たちのホームページのサーバーが初めてダウンしちゃうくらいすごい反響が来て、『これは続けていくしかない』みたいな空気になり、今に至ります」

――必ずしも話題の人ではなく、「なぜこの人の顔が?」という驚きの人選が毎回楽しみです。

加藤「あれは毎回スタッフと『顔ジャケ会議』っていうのをやっていまして、もちろんタイアップの曲は決まっていたので、それ以外の曲は、ホワイトボードにみんなで候補を100人以上書いて延々と『あの人がいい』『この人でどうだ』と意見が出て本当に毎回大変です」

モン吉「全員で『この人にしよう!』と決めても、引き受けてくれる保証はないので、実は断られては次の候補の方にオファーするみたいなこともやっていました」

――8枚目の『告白』(08年)では、俳優の船越英一郎さんが起用されました。当時「選ばれた理由は?」と話題になりました。

加藤「あの時は会議でいろいろと意見を出し合っている時『やっぱりインパクトが欲しい』みたいな話になり、レーベルのディレクターさんが『2時間ドラマの帝王にお願いしてみては?』という意見が出たんです。『船越さんだったらきっとMVも面白くなる』と盛り上がり、無理を承知でお願いしたら、快く受けてくださったというのが真相です」

――19枚目の『LIFE IS A PARTY』(12年)では、2000年代半ばにダイエット・エクササイズで一世を風靡(ふうび)したDVD『ビリーズブートキャンプ』のビリー隊長(ビリー・ブランクス氏)が選ばれました。当時、流行が終わっていたところでなぜ選ばれたのでしょう。

加藤「これは単純にモンちゃんが好きだったという理由です」

モン吉「やったことはないんですが、ビリーの動画を見ていてすごく元気をもらったんですよ(笑)」

9月から全国ツアー『FUNKY MONKEY BΛBY’S 20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~』がスタート【写真:矢口亨】
9月から全国ツアー『FUNKY MONKEY BΛBY’S 20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~』がスタート【写真:矢口亨】

マー君の日米通算200勝を心から願っています

――そして14枚目の『あとひとつ』(10年)では当時、東北楽天ゴールデンイーグルス(現・読売ジャイアンツ)の田中将大投手が起用されました。

「この曲は『第92回夏の高校野球』(ABC系)の応援ソングで、その時、楽天の投手だったマー君にお願いしてMVにも出演してもらいました。この取材の段階(8月5日)では日米通算198勝(※8月27日現在199勝)ですが、マー君の200勝を心から願っています」

モン吉「本当に頑張って勝って欲しいですね」

加藤「やっぱりマー君の動向は気になります。巨人の2軍で苦労していたというニュースを見ていたので一軍に上がって投げると知ってうれしかったですね。応援しています!」

――そして、2人組となって21年に再始動後のアルバムジャケット写真は、やはりお二人の写真でしたね。

「他に新しいアイデアが生まれない限りはこれからも2ショット写真だと思います。ただ顔ジャケシリーズに関しては、他のアーティストさんがバストアップ写真をジャケ写に使うと『ファンモンみたい』と言われてしまうそうで、本当に申し訳ないです……」

――改めて再始動した今の心境を聞かせてください。

モン吉「2人で再始動してからまだそんなに時間が経ってないのでこれから徐々にペースアップしていく感じかなと思います」

加藤「(前身のグループで)デビューして4、5年の頃は、わずかなチャンスも見逃すまいと、『下手な鉄砲も数打ちゃ当たる』で3日に1曲ペースで作ってはライブしてみたいな毎日でした。振り返ると大事な時期でしたけど、今は、曲作りもライブも一つひとつ丁寧にやりたいなと思っています」

――いよいよ9月6日に、20周年記念の全国ツアー『FUNKY MONKEY BΛBY’S 20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~』が青森Quarterからスタートします。前半はライブハウス公演でいきなりヒートアップしたステージになりそうですね。

加藤「体力勝負ですね。僕は毎日5キロ走って、週に1回キックボクシングに通っていますし、最近は公園で腹筋とかやって準備はできています。今日も取材が終わったら走って帰ります」

モン吉「僕は全然やってないです。ライブがトレーニングなので。でも今のところは、若い頃とあんまり変わらないから、全然やれんじゃないかなって気がしています」

加藤「なので2人が元気なうちにライブに遊びに来てください」

モン吉「いつ体が動かなくなるか分からないので早めにお願いします!」

□FUNKY MONKEY BΛBY’S(ファンキー・モンキー・ベイビーズ) 東京八王子出身のファンキー加藤とモン吉による2MCグループ。前身のFUNKY MONKEY BABYS は04年に加藤、モン吉、DJケミカルの2MC1DJの3人組で結成。06年に『そのまんま東へ』でメジャーデビューし、CDジャケットに東国原英夫元宮崎県知事を起用して話題に。その後『Lovin’ Life』『告白』『ヒーロー』『あとひとつ』など数々のヒット曲を連発。NHK紅白歌合戦には09年から4年連続で出場した。13年6月に約10年間の活動にピリオドを打ち、解散。21年3月11日にTBS『音楽の日』で一夜限りの3人のフルメンバーで再結成を果たし、同年、加藤、モン吉の2人で再始動することを発表した。FUNKY MONKEY BΛBY’Sと改名。25年9月から26年5月まで全国ツアー『FUNKY MONKEY BΛBY’S 20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~』を開催する。

次のページへ (2/2) 【動画】FUNKY MONKEY BABYS『あとひとつ』MV
1 2
あなたの“気になる”を教えてください