福山雅治、「乾燥肌」を告白「ダメージに弱い。生まれながら弱いほうなんです」

俳優で歌手の福山雅治が26日、都内で行われた主演映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。撮影現場における共演陣とのやり取りが明かされた。

完成披露あいさつに出席した福山雅治【写真:ENCOUNT編集部】
完成披露あいさつに出席した福山雅治【写真:ENCOUNT編集部】

主演映画『ブラック・ショーマン』

 俳優で歌手の福山雅治が26日、都内で行われた主演映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。撮影現場における共演陣とのやり取りが明かされた。

 この日、成田凌が、初共演を果たした有村架純と福山の2人について「お2人とは、この仕事やっていたら共演したいと思うのが普通の心だと思うんですよ。お2人への敬意がすごすぎて、現場にいるとき、なんか現実味がなかった……なんか、フワフワしていた」と回顧。「学ぶことだらけですけど、まねできるものは何もない、みたいな。でも学びが多くて、いるだけで幸せでした」と述べた。

 具体的な学びを問われて成田は「日焼け……してはいけない、ということです」と珍回答。「福山さんに、皆質問攻めになるじゃないですか。『どうしてそんなに美しいんですか?』みたいな(笑)。『日焼けをしないことだ』と言っていらっしゃったことを覚えて、次の日からすごい日焼け止めを塗っていた」と明かした。

 横で聞いていた福山は「乾燥肌なんですよ(笑)」と告白。「ダメージに弱い。生まれながら弱いほうなんです」と述べて笑った。

 同作は、シリーズ累計100万部を突破した東野圭吾氏の小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を原作とするミステリーエンターテインメント。卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつく超一流マジシャン・神尾武史(福山)と、武史を叔父に持つ神尾真世(有村)が事件解決に向けて奮闘する様を描く。

 有村は、福山との初共演について「私がこのお仕事を始める前から、すでにご活躍されていらっしゃる大、大、大先輩にあたる。実際に、現場で福山さんのたたずまいだったり、いろんなものを見せていただく中で、やっぱり歴史を感じるというか、時代を築き上げてこられた方でしか出せないオーラだったり存在感だったり、引き出しだったり、そういったものを、細やかなお芝居の中でたくさん見させていただけた時間でした」と語った。

 福山は有村について「非常に力のあるお芝居をされる方」と評価。「俳優という職業、仕事は、ある意味、一回いろんな状況を全部飲み込むと言いますか、それはやる側もそうだし、撮影現場の環境もそうだし、『何かちょっと違うな』と思っても、一回自分の中に入れて、自分の納得や、全体の拡散であるとか、全体の現場の納得に持っていくのが我々の仕事。そういうことをずっとされてきたんだろなと想定はしていました。ただ想定以上に、懐も深く、広く、かつ力のお芝居をされる」と讃えた。

 さらに「有村さんのみならず、皆さんの経験、力あってこそ、『ブラック・ショーマン』の世界、神尾武史というある種、非現実的な空気をまとった人間の自由が、皆さんの懐の深さから生まれている。それは初日のお芝居のときから感じていましたね」と信頼感を寄せた。

 福山と有村について田中亮監督は「今までの作品にはないリズム感と関係性を持ったバディ。新しい時代に誇れる名バディが誕生したと思っていいのではないか」とたたえた。

 同イベントには、生田絵梨花、木村昴、ハナコの秋山寛貴、犬飼貴丈、岡崎紗絵、伊藤淳史、生瀬勝久、仲村トオルも出席した。

次のページへ (2/2) 【写真】完成披露舞台あいさつの様子
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