ボクシング大会「WLD Vol.3」が19日、東京・後楽園ホールで開催された。現役中学2年生のMIUが史上最年少ラウンドガールとして登場した。13歳でのラウンドガール起用は同大会史上初となり、観客を驚かせた。

　MIUは第2試合、第4試合、そしてセミファイナルの第6試合に出演。堂々とした立ち姿と明るい笑顔でリングに華を添えた。特にセミファイナルでは、世界再挑戦を狙う藤原茜が4RでTKO勝利を収め、会場が歓声に包まれるなか、MIUもフォトセッションに参加し、華やかな雰囲気を盛り上げた。

　MIUのパフォーマンスに観客席からは「若さと元気がすごく良かった」「会場の雰囲気が明るくなった」といった声が寄せられたという。大会関係者も「MIUさんのような若い世代がリングに立つことで、格闘技の可能性を広げてくれました。セミファイナルを含め堂々と務めていただき、大会の雰囲気をさらに盛り上げてくれました」と評価している。

　普段は学業と部活動を両立しながら、アイドル研究生としてレッスンにも励んでいるというMIU。部活ではバレーボール部に所属し、TikTokにも日々投稿を続けるなど、幅広く活動している。

　MIUはラウンドガールデビューに「初めての経験で、とても緊張しましたが、会場のみなさんが温かく迎えてくださってうれしかったです。これからも学業も活動も全力で頑張ります！」とコメントを寄せた。

　なお、この日の大会では、セミファイナルの藤原茜のTKO勝利のほか、OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者・横山の初防衛戦も行われ、横山は3-0の判定勝ちを収めた。