俳優の大沢たかお、上戸彩、中村蒼、夏川結衣、風吹ジュン、渡邊圭祐、前原滉、松岡広大、江口洋介、吉野耕平監督、かわぐちかいじ先生が25日、都内で行われた、映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』（9月26日公開）の完成報告会に出席した。

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『モーニング』(講談社）で連載され、現在累計発行部数3200万部を突破する大ヒットコミック『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ作）を実写映画化。続編で描かれるのは、原作漫画随一のバトルシーン・北極海大海戦と、連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となったやまと選挙。冷たい北の海で繰り広げられる緊迫の魚雷戦。砕ける流氷を回避しながら、最新鋭潜水艦同士の戦いが激しく加速する。

　シリーズを通しての反響について、主演の大沢は「おかげさまで映画、劇場公開、そして配信では8話連続ドラマになってたんですけども、本当にたくさんの方に見ていただいて、反響もすごく大きい。海外に行った時に（役名の）『海江田！』って声をかけられたくらい。この作品の力っていうものに驚かされています」と心境を明かした。

　劇中の海江田は“頭脳”を駆使して戦い続けている。「前は5歩ぐらい歩いたんですけど、今回は1歩もダメ。たぶん1週間で1歩も歩いてない。歩くと止められるんで歩かない」と驚きの撮影裏話も明かした。

　本作のスケール感について、上戸は「30年前に感じない現代と重なる部分があって。政治のパートで言うと、選挙が出てきたりとか、戦争もそうなんですけど、他人事じゃないというか、たくさん情報があふれている今のこの世の中に、どこに自分の観点を置いて、何を聞いて、何を信じていくのかっていうものを自分自身も考えさせられるなって思っています」と話した。

　撮影現場の待ち時間では、ビジネスパートナー役の渡邊と話が盛り上がったという。「ちょっと年齢差もあったので、昭和の懐かしいもの知ってる？　みたいな。色々話して大爆笑してました」と振り返ると、渡邊は「お子さんの写真なんかも見せていただいて。すごくきれいなかわいい子なんです」と紹介していた。

　フォトセッションでは、流氷から浮上する特大“やまと”パネルを背に、本作の舞台となった北極海を思わせるような雪が舞い散る中で行われた。