俳優の山田裕貴が20日、都内で行われた主演映画『ベートーヴェン捏造』（9月12日公開）のプレミアムナイトイベント内のレッドカーペットセレモニーに出席した。劇中衣装姿を披露した。

　同作は、かげはら史帆が手がける歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』をベースにした実写映画。19世紀・ウィーンで巻き起こる、秘書・シンドラー（山田）とベートーヴェン（古田新太）を中心とした音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫る。脚本はバカリズム。

　キャストそれぞれ、エスカレーターを下って登場。マイクを手にすると山田は「エスカレーターで登場するのが初めてだったもので、皆困惑した状態で……（笑）」と率直な心境をコメント。「やっと今日初めてお客さんに見てもらえるので、それがすごく楽しみですね」とほほ笑んだ。

　古田は「この歳になってドイツ人をやります（笑）。でもね、監督と、本のバカリちゃんが色んな作戦を考えてくれて、日本人が、ドイツ人とかイタリア人とかやるんだけれども、そんなに恥ずかしくないです。外国人の振りとかもしていない。いい感じで日本人がやっても恥ずかしくないようなベートーヴェンの物語になっている」と手応えを口にした。

　同イベントには、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、小手伸也、野間口徹、関和亮監督も出席した。