朝ドラで話題『手のひらを太陽に』、NHK『みんなのうた』に63年ぶり登場 新バージョンで放送
NHKは18日、1962年に『みんなのうた』で放送され、今では音楽の教科書にも掲載される国民的唱歌『手のひらを太陽に』が、63年ぶりに『みんなのうた』に登場することを発表した。

SDGsソングと捉え直してアレンジ
NHKは18日、1962年に『みんなのうた』で放送され、今では音楽の教科書にも掲載される国民的唱歌『手のひらを太陽に』が、63年ぶりに『みんなのうた』に登場することを発表した。
同曲を作詞したのは、現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のモデル・やなせたかしさん。「生きている事の素晴らしさ」を力強く歌ったこの曲は、1962年に宮城まり子さん、ビクター少年合唱隊によって『みんなのうた』で、やなせさん本人が手がけた映像とともに放送され人気に。『あんぱん』でもMrs. GREEN APPLEの大森元貴演じるいせたくや(作曲家いずみたくがモデル)によって披露されて、話題を呼んでいる。
今回『みんなのうた』では、この曲にこめられた「太陽に手をかざすとみんな同じように血が流れている」というメッセージに注目。国際情勢が複雑化し人々の分断が深まる今の時代に、この曲をSDGsソングと捉え直し、ピアニスト・ディレクターの木島タロー氏による新たなアレンジ、そして『おかあさんといっしょ』のオープニングをはじめ『みんなのうた』でも数々のアニメを担当する木下洋子氏率いるユニット・キノボリーによる映像で届ける。
今回うたを担当するのは、SDGsこどもユニットで番組レギュラーのミドリーズ。さらに『みんなのうた』2025年2~3月放送の『校長センセ宇宙人説』(現在SPアンコール放送中)で圧巻のパワーコーラスで平和へのメッセージを発し大きな話題を呼んだ、木島タロー率いるコーラスグループ・Dreamers Union Choirがミドリーズをサポート。より力強く、よりグルーブ感あふれる令和版の『手のひらを太陽に』となる。
『みんなのうた~ひろがれ!いろとりどり「手のひらを太陽に」』は9月に総合テレビで毎週土曜午後2時55分、Eテレで毎週火曜午後11時50分に放送を予定している。
