新婚のカズレーザー、“早婚の減税”法案を提案 若者の結婚時期の前倒しに期待

お笑い芸人のカズレーザーがMCを務める日本テレビ系の教養バラエティー番組『カズレーザーと学ぶ。』(火曜午後10時)が19日に放送される。テーマは、前回好評を博した「芸能人が提言! 令和の新法律SP」。今回は、少子高齢化・インフラ・住宅問題を切り口に、芸能人たちが考案した3つの新法案を紹介する。

『カズレーザーと学ぶ。』でMCを務めるカズレーザー【写真:(C)日本テレビ】
『カズレーザーと学ぶ。』でMCを務めるカズレーザー【写真:(C)日本テレビ】

カズレーザー、高橋真麻、長谷川がそれぞれの視点で社会問題に提言

 お笑い芸人のカズレーザーがMCを務める日本テレビ系の教養バラエティー番組『カズレーザーと学ぶ。』(火曜午後10時)が19日に放送される。テーマは、前回好評を博した「芸能人が提言! 令和の新法律SP」。今回は、少子高齢化・インフラ・住宅問題を切り口に、芸能人たちが考案した3つの新法案を紹介する。

 同番組は、カズレーザーとともに、最先端の研究者から人生観が変わるような新知識を学ぶ教養バラエティー。今回の放送では、スタジオゲストとして高橋真麻やシソンヌ長谷川が登場し、それぞれの視点から社会課題の解決策を法案形式で提案する。

 まず紹介するのは、近年問題視されている高齢者ドライバーによる交通事故を防ぐための「高齢者 運転免許取り消し法」。スタジオゲストの高橋が提案するこの法案では、「高齢者が事故の被害者になるだけでなく、加害者にもなりうる危険が高くなる。高齢者の運転は家族全体の問題だと思う」とし、自身の父である高橋英樹が81歳の現在も運転を続けている状況に触れながら、高齢者による交通事故のリスクと免許返納制度の必要性について訴えた。ただし、地方では自家用車が生活の足となっている地域もあることから、その現実とどう向き合うかが議論の焦点となった。

 続いて取り上げられたのは、MCのカズレーザーが提唱する「男女共に早く結婚するほど、税金が安くなる法」。現代日本では、婚姻率の低下や生涯未婚率の上昇が社会課題となっており、背景には結婚費用など金銭的なハードルが存在している。カズレーザーはこの法案により、「いつか結婚したい」と考える若者に対して結婚時期の前倒しを促す効果があると主張した。番組内では、街の若者たちのリアルな声を紹介するほか、収入と結婚の相関関係や、ハンガリーの結婚支援策など海外の事例も紹介する。

高橋真麻やシソンヌ長谷川らが登場『カズレーザーと学ぶ。』【写真:(C)日本テレビ】
高橋真麻やシソンヌ長谷川らが登場『カズレーザーと学ぶ。』【写真:(C)日本テレビ】

 さらに、インフラ維持と災害時のリスク軽減を目的とした新法案として、シソンヌ長谷川が提案する「離れて暮らす孤立住宅 災害時に危険なので住むエリアを限定する法」を紹介。全国に8600以上存在するとされる孤立集落では、災害時の救助や医療機関へのアクセスが困難である上、道路や橋といったインフラの老朽化が深刻化している。2040年には道路橋の75%が耐用年数を超えると予測されており、自治体の財政負担も増大している現状がある。長谷川の提案では、引っ越し費用を国が支援することで住むエリアを集約し、高齢者の安全とインフラ管理の効率化を図る狙いがある。一方で、長年住み慣れた土地を離れることへの抵抗や住民の権利とのバランスについても意見が交わされた。

 少子高齢化、住宅政策、インフラ維持といった、現代日本が直面する喫緊の課題に対して、ユニークな視点から提案される芸能人発の新法案。番組では専門家の意見も交えながら、実現可能性や現実とのギャップについて多角的に掘り下げていく。

 なおMCのカズレーザーは今月10日に俳優・二階堂ふみとの結婚を発表。Xで「如何せん二人共に個性やこだわりが強いもので、時には衝突し時には落ち込むこともありましょうが、最後は笑って前を向ける、そんなゆるく朗らかな家庭を築いていきたいと思います」と記した文書を公開し、反響を呼んでいた。

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