オダギリジョー監督、完成披露試写会に作品が「間に合わなかった」と謝罪 まさかの報告に会場ざわめき

俳優のオダギリジョーが18日、脚本・監督・編集・出演を務めた映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)の完成披露試写会に登壇。この日は完成披露試写会だったが、作品の完成が間に合わなかったことを謝罪した。

完成披露試写会に登壇したオダギリジョー【写真:ENCOUNT編集部】
完成披露試写会に登壇したオダギリジョー【写真:ENCOUNT編集部】

本編自体に大きな変更なし「きっと印象はそんなに変わらない」

 俳優のオダギリジョーが18日、脚本・監督・編集・出演を務めた映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)の完成披露試写会に登壇。この日は完成披露試写会だったが、作品の完成が間に合わなかったことを謝罪した。

 今作は2021年にNHKで放送されたオダギリが脚本・演出・編集を務めたオリジナルのテレビドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の劇場版。鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松壮亮)だけには、なぜか相棒の警察犬・オリバーが、酒と煙草と女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう(一平以外の人間には犬に見えている)、しかもその着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリジョー自身が演じるという奇抜な設定。本作では、ドラマ化発表時から話題を呼んだ“クセ強キャラ”たちがスクリーンの外でも再集結する。

 この日、オダギリは永瀬正敏に撮影をしてもらい、6万円かけて制作したという映画の旗をまとって登場。「ちょっと気合いを入れて旗を作ってきたんですよ。6万円。6万円ってどうですか? まあ、そのくらいだろうって感じですよね」と問いかけたが、共演者の佐藤浩市からは高いという指摘が入ったと嘆いていた。

 また公開まで残り1か月強となったが、オダギリは「本当に感無量ではあるんですが、ちょっと一つ謝らなきゃいけないことがあります」と前置きをし、「あの、実は、今日上映するものが完成品じゃないんです。ごめんなさい。間に合わなかったんですよ。本当に申し訳ないですけど、あの間に合わなくて……」と苦笑い。完成披露試写会にも関わらず、作品の完成が間に合わなかったことを告白して会場をざわつかせた。

 変更が生じるのは音のタイミングとエンドロールのみで本編自体に大きな変更はないそうだが、「今日のは一つ前のバージョンになるんですけど、そんなにあの大した差はない。本当に細かいところの直しをいっぱいやってるだけで、きっと印象はそんなに変わらない。本当に今日これが見れるのは今日のお客様だけです」と逆に貴重であることをアピールした。

 なお、イベントには池松をはじめ、麻生久美子、永瀬らも登壇した。

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