及川光博、21年ぶり連ドラ主演 日テレ『ぼくたちん家』で50歳のゲイ役「大変悩みました」
俳優の及川光博が21年ぶりに連続ドラマ主演、さらにゴールデン・プライム帯初主演を務めることが15日、発表された。出演するのは、2025年10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『ぼくたちん家』(日曜午後10時30分)。本作は、現代社会の偏見の中で生きる人々が、愛と自由、そして居場所を求めて明るくたくましく生きる姿を描く完全オリジナルのホーム&ラブコメディーとなっている。

完全オリジナルのホーム&ラブコメディーでGP帯初主演
俳優の及川光博が21年ぶりに連続ドラマ主演、さらにゴールデン・プライム帯初主演を務めることが15日、発表された。出演するのは、2025年10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『ぼくたちん家』(日曜午後10時30分)。本作は、現代社会の偏見の中で生きる人々が、愛と自由、そして居場所を求めて明るくたくましく生きる姿を描く完全オリジナルのホーム&ラブコメディーとなっている。
プロデュースを手がけるのは、『すいか』(03年)、『野ブタ。をプロデュース』(05年)、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(06年)、『泣くな、はらちゃん』(13年)などで知られる河野英裕氏。脚本は、日本テレビシナリオライターコンテスト2023年度審査員特別賞を受賞した松本優紀氏が担当する。名プロデューサーと期待の新人脚本家がタッグを組み、日曜の夜に“クスッと笑えてちょっと泣ける”新感覚の物語を届ける。
主演の及川は、『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)や『グランメゾン東京』(19年、24年/TBS系)、『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(24年/日本テレビ系)などで幅広い役柄を演じてきた。今回演じるのは、恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイ・波多野玄一。不器用で情に厚い玄一が、人生も恋も冷めきったクールなゲイの“年下の男性”に出会い、恋をしたことから、物語が動き出していく。
主演・プロデューサー・脚本家がコメント
○及川光博
「この度は大変ありがたいお話をいただき、大変驚き大変悩みましたが、『こんなチャンスは最後かもしれない』『人生今が一番若い!』という思いに至り、ドラマ『ぼくたちん家』の主演を務めさせていただく運びとなりました。私が演じます波多野玄一は、幸せな未来をあきらめかけている中年のゲイ(50)です。仕事は主に動物の飼育です。難役ですが、私の想像力と経験値をフル活用して、不器用な大人の(もちろん男性との)恋を、そして奇妙でビミョーな人間模様を描いてまいります。日曜の夜、クスクス笑ってじわじわ泣けるホーム&ラブコメディーをぜひお楽しみください! ちゃお」
○プロデューサー・河野英裕氏
「最初はA4用紙たった1枚の企画書でした。『こんなの無理だな』と思いながら会社の企画募集に出したものが、いろんな人の思いや力を受けて、想像をはるかに超える形になりました。主演・及川光博さんとの出会いも、その過程で訪れた最高の幸運です。お茶目で、カッコよくて、面白くて、優しくて。そんなミッチーさんが、心優しきゲイを演じ、恋に振り回され、人生に翻弄され、訳アリ中学生にかき回される。面白そうじゃないですか? きっと面白くなるはずです。このドラマが描くのは、“どこか居心地の悪い社会”の中で生きる人たちです。ゲイであったり、学校や会社や家族になじめない人、理不尽な差別に困惑する人……そんな者たちのささやかな抵抗を描く、奇妙なホーム&ラブコメディーです。気楽に、時間潰しに、クスッと笑いに、『ぼくたちん家』に来てくれたらとても嬉しいです」
○脚本・松本優紀氏
「昨年、日テレシナリオライターコンテストで審査員特別賞をいただきました。その際、河野プロデューサーから頂戴した『ドラマの脚本はがんばって生きる人のために書かれるべきものだと思っている』という言葉を胸に、今回『ぼくたちん家』の脚本を担当しています。この作品は、東京の町でひっそりと繋がっている3人と、それを取り巻く人々の日常の物語です。それぞれが社会の中で、偏見や困難と向き合いながらも、がんばって楽しく生きている様子を描いています。この物語はフィクションですが、同性愛者も孤独を抱える子どもも、私の隣にいるんだ、という事を意識して取り組みました。見てくださる方々が自分の隣の人、また、自分自身にも優しくしたくなるような、そんな時間を届けられると嬉しいです。ぜひご覧ください!」
○インクルーシブプロデューサー・白川大介氏(日本テレビ報道局ジェンダー班)
「私は7年前にゲイであることをカミングアウトし、報道の分野で性的マイノリティーに関する取材や情報発信をしています。約1年前に河野さんからこのドラマの構想について相談され、これまでにないドラマになるとワクワクしていましたので、今回『インクルーシブプロデューサー』として、当事者と取材者、両方の経験を生かして作品づくりに関わることができて嬉しく思います。社会の中でマイノリティーが直面するリアルな困難を、主人公たちが寄り添ってポジティブに乗りこえていく姿を、多くの方に楽しみ、応援していただけることを願っています」
