『緊急取調室』連ドラ&劇場版が年内W展開 12年の総結集「良い締めくくりに絶対したい」

俳優・天海祐希主演の人気シリーズ『緊急取調室』が、10月からテレビ朝日系木曜ドラマ枠で連続ドラマ・第5シーズンとして放送され、さらにシリーズ完結編となる『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』が12月26日に公開されることが15日に発表された。

『緊急取調室』連ドラ&劇場版が決定した【写真:(C)テレビ朝日】
『緊急取調室』連ドラ&劇場版が決定した【写真:(C)テレビ朝日】

10月に連ドラ放送、12月に劇場版が公開

 俳優・天海祐希主演の人気シリーズ『緊急取調室』が、10月からテレビ朝日系木曜ドラマ枠で連続ドラマ・第5シーズンとして放送され、さらにシリーズ完結編となる『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』が12月26日に公開されることが15日に発表された。

 同作は、天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で“キントリ”こと緊急事案対応取調班のメンバーとともに、凶悪犯たちと一進一退の心理戦を繰り広げる姿を描くドラマ。脚本は井上由美子氏が手がけ、2014年1月期に第1シーズンがスタートして以降、連続ドラマ4作品に加え、ドラマスペシャル2作品を放送。シリーズ第4シーズンは、東京ドラマアウォード2022で優秀賞を受賞しており、人気と実力を兼ね備えた作品として地位を確立してきた。

 第5シーズンでは、22年に放送された新春スペシャル以来となる“キントリ”の再結成が描かれる。真壁をはじめ、梶山勝利(田中哲司)、玉垣松夫(塚地武雅)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)ら取調べの精鋭たちが再び集結。“シリーズ史上最強の被疑者たち”を相手に、鋭い洞察と粘り強い取調べで真相に迫っていく。また、速水もこみち&鈴木浩介による「もつなべ」コンビや、大倉孝二演じる警視庁副総監・磐城和久といったおなじみのメンバーも登場し、劇場版へとつながるエピソードも交えて壮大な物語が展開されるという。

 12月26日公開の劇場版では、超大型台風が連続発生し、国家が非常事態に揺れる中、総理大臣・長内洋次郎(石丸幹二)を襲撃する事件が発生。襲撃犯・森下弘道(佐々木蔵之介)の取調べに臨むキントリだったが、森下は動機を語らず、取調室に総理大臣を呼び出すよう要求。やがて、長内総理に“ある疑惑”が浮かび上がり、有希子は「総理を取調べたいんです」と動き出す。前代未聞の状況の中、熟練のチームワークと緊迫の心理戦で真実に迫る“最後の戦い”が描かれる。

 また、シリーズ完結を記念し、これまで応援してくれた視聴者への感謝を込めた「大感謝プロジェクト」も始動。ドラマと映画の両軸で展開される集大成に向けて、出演者・スタッフが一丸となって臨んでいく。

天海祐希「お待たせしました」

 天海のコメントは下記の通り。

「この度、ようやく劇場版を公開できる運びとなりました。そんな中、12年にわたって“キントリ”を愛し、公開を待ってくださっていたファンの皆さまに『ありがとうございます。お待たせしました』という気持ちを込めつつ……もうひとつ弾みをつけたい! そんな思いが実を結び、連続ドラマで“キントリ”をもう一度スタートできる“チャンス”を頂きました。

SNSなどで発信してくださるコメントからもひしひしと伝わってくる、皆さまの思いがちゃんと満たされるように……私たちも『良い締めくくりに絶対したい』と前向きな気持ちでいますし、さらなるパワーを持って頑張りたいです。

“キントリ”は第1シーズンの時から、まるで親戚が集まっているような楽しい現場。現在はさらに絆が深まっております。実は数か月前にも、でんでんさん・コヒさん(小日向文世)・田中(哲司)さんと4人でお気に入りのお食事屋さんに集まったんですよ。そこでも『連ドラをもう一回できるのは、本当にありがたいよね』という話になりました。

ちなみに、おじさまたちは『一番喜んでいるのは僕たちかもね』とおっしゃっていたのですが……実を言うと、手強き被疑者と対峙する長丁場の取調室シーンは、毎回怖いんですよ! 年齢的に体力などが落ちる一方で、自分自身に課すものは年々大きくなりますから。でも、そこに向き合う精神力と経験値、表現力は年々上げていきたい! “今の私だからこその課題”に楽しく挑戦していきたいし、最後には絶対勝ちたいです。

また、おじさまたちをまとめる力も年々上がっていると思っていますので(笑)、発揮していきたいですね。この12年の総結集……“全・天海祐希”でおじさまたちをまとめ、“キントリ”ならではのチーム力と皆さまへの感謝の気持ちが込もった放送になるといいなと思っています」

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