オダギリジョー、打ち上げでスタッフとケンカ 「TV局員はあまり好きじゃない?」に「正直そうです」
俳優のオダギリジョーが10日、TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演。映画とテレビドラマの違いについて言及した。

TBS系『日曜日の初耳学』で作品選びを語る
俳優のオダギリジョーが10日、TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演。映画とテレビドラマの違いについて言及した。
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番組中、オダギリは出演作を「自分が、その作品を見たいかどうかで決めている」と発言。「メジャーな映画にはあまり近寄らないようにしている」とし、「それは、一定数はおもしろいと思われる方はいると思うんですけど、やっぱり多くの人に見てもらうために、より分かりやすく、より平べったく作るから、やっぱり深いところを深められないはずだと思っていて。それよりかは、ミニシアター系のとことん深掘りできる作品に関わっていきたいっていうタイプですね」と述べた。
その後、インタビュアーの林修が「現場で衝突が起こるようなことはないんですか?」と切り込むと、オダギリは「映画の場合は、あまりないんですよ」と回答。「というのは、映画は脚本があって、脚本でオファーをいただいて“やる”か“やらない”かなので。ある程度想像ができている世界なんですけど……」と語り、「テレビドラマって、特に自分がよくやってた頃の時代のテレビドラマって、次の本(台本)が全然上がってこないんですよ」と告げた。
続けて、「上がってきたら、全く自分が思っていたものと違って。こんなんだったら受けてないわ! みたいな本が来るんですよ」とあきれ顔。「それで僕も腹立っちゃうし……」と明かすと、「テレビドラマって大体、プロデューサーが強いんですよ」と説明した。
オダギリは「映画は監督のものなんですけど、テレビドラマはどちらかというとプロデューサーのもの」と指摘。「どちらかっていうと(テレビドラマの)監督は意見を持ってない方が多くて。そこに僕、イライラしちゃって。僕がその監督に『ここ、もうちょっとこうした方がおもしろくないですか?』って言ってもプロデューサーのご機嫌ばっかりうかがってるんですよ。何て言うんですかね。サラリーマンの性みたいなものが……」と推察した。
また、「映画監督っていうのは、1本失敗したらもう次が撮れないっていう、覚悟の持ち方の違いにめちゃめちゃ腹が立っちゃって。打ち上げでとことんケンカしたことがあります」とも回想。林が「じゃあ結論としては、テレビ局員はあんまり好きじゃないということでよろしいでしょうか?」と聞くと、「まぁ正直そうです」と答え、スタジオを大笑いさせる場面もあった。
