「AIで作った加工じゃないの?!」捨てられた大量のポケモンカード…民泊が外国人転売組織の拠点に?
外国人による民泊での迷惑行為が相次いでいる。先月31日、民泊事業を行う投資家の山下拓馬氏が中国人観光客が利用したというごみが散らばった民泊の様子をSNS上で公開。投稿は反響を呼び、同様の被害報告が多数寄せられている。そんな中、発売直後の人気カードゲームが何千枚も散乱したある民泊の惨状がさらなる話題を呼んでいる。いったい何があったのか。山下氏の投稿を引用する形で被害を報告したオーナーのマコ(@makozero1)さんに詳しい話を聞いた。

発売直後で抽選でもなかなか手に入らない人気のカードゲームが何千枚も散乱
外国人による民泊での迷惑行為が相次いでいる。先月31日、民泊事業を行う投資家の山下拓馬氏が中国人観光客が利用したというごみが散らばった民泊の様子をSNS上で公開。投稿は反響を呼び、同様の被害報告が多数寄せられている。そんな中、発売直後の人気カードゲームが何千枚も散乱したある民泊の惨状がさらなる話題を呼んでいる。いったい何があったのか。山下氏の投稿を引用する形で被害を報告したオーナーのマコ(@makozero1)さんに詳しい話を聞いた。
「荒らされ方もレベチですいません。本日アウト、インあります。ある国のゲスト、これマジか?! AIで作った加工じゃないのか?! 何をどうすればいいんだ。。」
今月2日、SNS上に投稿された写真には、前日1日に発売されたばかりのポケモンカードゲーム新シリーズ「メガブレイブ」「メガシンフォニア」の空き箱や開封されたカードの山が、民泊の一室にうず高く積まれた様子が収められている。
ポケモンカードは近年人気が高騰しており、新シリーズは毎回抽選販売による争奪戦や高額な転売行為が問題となっている。投稿された写真では、カード5枚入りのパック30個がセットになった希望小売価格5400円(税込)の「ボックス」が100箱以上も開封されており、ネット上では「うちの子が欲しがって買えなかった、プレミアムトレーナーボックスまで捨ててある」「ひとり5パックまでとか制限付いて売ってるやつだよ それがなんでこんなに大量に」「転売組織に使われてますね」「売値が高そうなカードだけ抜いてその他は放棄」「ほんとにひどいし、こんなに不正(おそらく)購入できるシステムもおかしい」「日本の子どもが欲しくても買えないのに」「こんな事するから子供達がポケカ普通に買えなくて遊べなくなってるんじゃないか」など、怒りの声が相次いでいる。
「ゲストがチェックアウト後、清掃会社さんが現地についた時点で発覚しました。とにかくとんでもない量のゴミで、当日チェックインの別のゲスト様がいたので、急きょ清掃会社さんにお願いしてスタッフ追加してもらい、私も駆けつけて一緒に清掃しました」とマコさん。大量のポケモンカードの中には、おにぎりやペットボトルなどのごみ、タバコの吸殻も混じっていたという。
民泊業界では、プラットフォーム側が利用者によるレビュー評価を導入しており、報復レビューを恐れるあまり、悪質な利用者に対して厳正な対応が取りづらい状況があるという。
「ホスト側としてはレビューを低くされると今後の予約の悪さに直結しますし、ひどい場合にはプラットフォーム側に勝手にリスティング(広告)削除されたりします。返金詐欺未遂もあります。長期利用終盤になって、騒音や匂いが気になるなどとプラットフォームのサポートにクレームを入れ、その結果公平な手続きが取られずにゲストに返金がなされてしまうのです。中にはクレームをつけてきたゲストが延泊申請してさらに長く泊まり、何度も返金要請をしてくるというケースも聞いたことがあります」
オーナー側の立場が弱く、なかなか悪質な利用者を排除できない事情があるとしつつ、「誤解してほしくないのは、民泊を利用いただく方の99%はきれいに使ってくださる素晴らしいゲスト様です。5年以上民泊ビジネスをしていますが、ここまで荒らされたのは初めてですし、過去に荒らされた経験も5年間で数回しかありません」とマコさん。今回室内に捨てられていた大量のカードは子どもたちに無料で配布するなど、民泊業界のイメージ向上の取り組みを続けていくとしている。
