堂本光一、『ナイツ・テイル』アリーナライブ「完成する瞬間楽しみ」 上白石萌音はチームワーク実感

DOMOTOの堂本光一が1日、東京ガーデンシアターで行われたミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』の「ARENA LIVE」(2~10日)開幕記念会見に出席した。先月、22日に「DOMOTO」に改名後初の公の場となった。ほかに井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也も登壇した。

会見に参加したDOMOTOの堂本光一【写真:ENCOUNT編集部】
会見に参加したDOMOTOの堂本光一【写真:ENCOUNT編集部】

12回の公演で7万5000人を超える客席は全日程完売

 DOMOTOの堂本光一が1日、東京ガーデンシアターで行われたミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』の「ARENA LIVE」(2~10日)開幕記念会見に出席した。先月、22日に「DOMOTO」に改名後初の公の場となった。ほかに井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也も登壇した。

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 シェイクスピア最後の作品として知られる『二人の貴公子』(共作・ジョン・フレッチャー)を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターであり、『レ・ミゼラブル』初演や、舞台『千と千尋の神隠し』を演出した世界的演出家ジョン・ケアード氏の脚本・演出により、堂本と井上の初タッグを経て、2018年7~8月にミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』の世界初演を帝劇で果たした。

 以来、20年のコンサート版、21年の帝劇での再演を経て、その究極の形として、6000人超のアリーナに、100人を越えるキャストとオーケストラが集まり、愛すべき作品をライブとして表現するのが、今回の『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE。12回の公演で7万5000人を超える客席は全日程完売。演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団の魅惑のフルオーケストラ。初演以来の音楽監督、ブラッド・ハーク氏が自ら指揮を手掛ける。そして、前編のなかで数曲、6000人の客席が満場のペンライトに照らされる、アリーナならではの空間が生まれる。上演時間は休憩なしの2時間30分予定。

 壮麗な森を思わせるステージに、堂本は「このガーデンシアターという大きな会場で、どういった形になるのか想像できていませんでしたし、未だに想像がついておりません。『ナイツ・テイル』という演劇としても、純粋にコンサートという形で素晴らしい演奏の中で歌わせていただく。いろんなことがマッチしていて、最終形態はどういった形になるのか想像できていない部分があります。そこを今からお客様が入っていただいて完成する瞬間を楽しみにしております」と語った。

 井上は「思った以上に“森”だなという印象で、ガーデンシアターにふさわしい舞台になっていると思います。ミュージカルをこの大きさのホールでやるっていうのはなかなか前例がないと思うので、お客様の反応も含めてとても楽しみ」と話した一方、「ただ、個人的には聞いていた話と全然違う……コンサートと聞いていた。立って歌えばいいんだって思ってきた。ものすごい殺陣の動きもあります。でも、お客様に喜んでもらえるなら、できる限りやりたいと思っていますし、何よりもこの作品、このメンバーで再び集まれたのはとてもうれしいです。稽古も含めて、すでに幸せな夏だなと感じているのでお客様とその時間を共有できたらいいなと思ってます」と笑顔を見せた。

 上白石は「基本的に演者がずっと舞台上にいて、今まで以上に“全員でつくって、全員で届けている”と感じています。自分が出ていないシーンも舞台上で見ているんですけど、毎日新しい発見があって本当に楽しい」とチームワークを強調した。

 芝居、ミュージカル、コンサート要素が融合した本作について、堂本は「やっている側もすごくチャレンジングで難しい。ト書きをお伝えしながら芝居に戻るとか。バランスはすごく難しいんですけど、稽古場で目をつぶって聞いていたことがあって。そうすると情景を想像しやすくなる形になってます。コンサートという形ですから音楽も素晴らしい。目が不自由な方でも楽しんでいただけるような形になっているなとすごく稽古場で感じて、言葉と音楽を想像していける形になっているんじゃないかな」と伝えた。

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