【RIZIN】4年前は失神KO勝ちのクレベル「朝倉は進化している」と警戒 5月は62秒敗戦も「負けで学んだ」

格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン)の試合前記者会見が25日、都内で行われた。朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)とのリマッチに臨むクレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)は、格闘家としての覚悟を語った。

会見に登場したクレベル・コイケ【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登場したクレベル・コイケ【写真:ENCOUNT編集部】

9月の早期タイトル戦は「無理、無理」

 格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン)の試合前記者会見が25日、都内で行われた。朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)とのリマッチに臨むクレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)は、格闘家としての覚悟を語った。

 朝倉とは約4年ぶりの再戦となる。2021年6月の前戦では攻守ともに主導権を握り、最後は2R・三角絞めで絞め上げ、朝倉をリング上で失神させた。「(朝倉は)とても成長した。進化してるとも思ってる」とライバルの現状を素直に評価したうえで「自分がまだこのカテゴリーのトップにいるということを見せたい。成長を見つけたい」と、フェザー級トップ戦線の座は渡さないと強調した。

 3か月後には36歳の誕生日を迎える。すでに格闘家としてはベテランの域に差し掛かったが「年齢を重ねることによって、自分の体が重い、動かないという風に思っていたりしたけど、ただリミットを自分でつけていただけだったんだね。この前負けてからすごく考えて、まだまだ自分はできるって思ったよ」と格闘家としての未来すら見据えていた。

 クレベルのために設けられた応援シートは25日時点ですでに完売。前日には自宅のある静岡・磐田市長から直接激励されるなど、4年前と比較して応援の声が激増した。ファンが増えた理由について「自分が本当の自分をいつも見せてるからだと思う。(僕は)間違うこともあるし、勝つときも負けるときもある。でも、僕はキャラクターを作らずに、いつも自分らしさを見せている。それが1番の理由だね」と分析。「人を勇気づけるとか、モチベーションを与えるっていうことも自分は意識している」とプロとしての哲学を表現した。

 5月の防衛戦では現王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフにまさかの1RKO負け。得意とする寝技の展開にすら持ち込めず、消化不良のままベルトを失った。「この前負けたことによって学んだことが多かった」と試合後の成長を明かした。また、9月に再びタイトル戦という声には「無理、無理」と一蹴。「自分も家族がいる。ちょっと休みたい」と苦笑いし、大みそかでのベルト奪還を誓っていた。

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