五木ひろし、復帰を果たすも「完全復帰ではありません」 約1時間30分の歌謡ステージを無事完走

今月11日に体調不良で緊急入院した歌手の五木ひろし(77)が25日、東京・明治座で上演中の『デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演』でステージ復帰を果たし、約1時間30分の歌謡ステージで力強い歌声を響かせた。

五木ひろし(22年5月撮影)【写真:ENCOUNT編集部】
五木ひろし(22年5月撮影)【写真:ENCOUNT編集部】

入院中の不安を吐露「いつ退院できるのか、そればかりを考えていました」

 今月11日に体調不良で緊急入院した歌手の五木ひろし(77)が25日、東京・明治座で上演中の『デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演』でステージ復帰を果たし、約1時間30分の歌謡ステージで力強い歌声を響かせた。

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 2週間ぶりにステージに立った五木は、大きな歓声に迎えられ「ようこそ明治座へ!」と笑顔であいさつ。『夜明けのブルース』『契り』の2曲を力強く歌い上げると、「本当にご心配、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、会場はあたたかい拍手に包まれた。

 休演中の公演を支えた坂本や出演者、ゲストに感謝の気持ちを伝えると、ステージに呼び込まれた坂本が「おかえりなさいませ」とメッセージを送り、『祝い酒』で復帰を祝福。五木の演奏するギターに乗せて、坂本が『また君に恋してる』を歌唱する豪華な共演も実現すると、応援ゲストの新浜レオンも駆けつけ、紅白歌合戦でも披露した『全てあげよう』でステージに華を添えた。

 最後まで元気な姿をステージ上で見せた五木は、復帰の喜びを『生きてるっていいね』に込めて熱唱。予定より15分オーバーで公演を完走すると、改めてファンや出演者に感謝の思いを伝えた。

 入院生活を振り返り、「毎日毎日、いつ退院できるのか、いつ戻れるのか、そればかりを考えていました」と吐露。「1日も早く復帰したい、そういう気持ちでした。完全復帰ではありませんでしたが、今日明治座の舞台に戻ってくることができました」と感無量の表情を見せ、「あと2日、あと(公演は)3回です。よろしくお願いします」と千秋楽まで走り切ることを誓った。

 関係者によると、五木は11日に体調を悪化させ、緊急入院したという。坂本が特別出演していることもあり、五木が不在のままで12日は上演することも検討されたが、協議の上で中止を決定。開演約2時間前の午前9時頃に明治座の公式サイトで発表された。

 13日には、明治座の公式サイトで「体調不良を訴えておりました五木ひろしですが、医師の診察を受け、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎と診断されました」と発表。12日から24日までは五木が休演、代役を立てて第一部の舞台『花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛』を上演し、第二部『スペシャルショー』を坂本と応援ゲストによる内容に変更した。

 五木は休演後、快方に向かい、医師との相談のうえ、25日の出演を発表。第一部「花のお江戸の快男児喧嘩安兵衛」は休演となったが、第2部「スペシャルショー」のみの出演で復帰となった。

次のページへ (2/2) 【写真】復帰した五木ひろしの現在の姿
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