格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン）の試合前記者会見が25日、都内で行われた。クレベル・コイケ（35＝ボンサイ柔術）と4年ぶりのリマッチに臨む朝倉未来（33＝JAPAN TOP TEAM）は「一撃で終わらせたい」と語り、強い自信を口にした。

「やることやってきたので楽しみです。今の俺なら勝てる」。会見に登壇した朝倉はいつも通り落ち着いた表情で語った。

　クレベルとは2021年6月の東京ドームで開催された「RIZIN.28」で対戦して以来約4年ぶり再戦となる。当時は失神状態で屈辱的な一本負けを喫した。「（4年前と比べて）お互いレベルが上がって、すごい試合になるんじゃないですかね。クレベルは強いけど、勝つ自信がある」。「隙があれば一撃で終わらせたいし、判定で勝ちたいという気持ちもある。クレベルに危ないシーンを作らせないことが重要だが、寝技の展開になっても抜け出せる自信がある。その分前回より打撃で踏み込んでいけると思う」と展開についての構想を語った。

　試合を2日前に控え、コンディション調整も順調に進んでいる様子だ。「この72、3の体重で100パーセントの力を出し続けられるっていう練習をしてきた、昔は水抜きとかに頼っていたが、ある程度試合に近い体重で階級上の選手とかとずっと組んで（練習した）た方がコンディションは良い」と充実ぶりを示した。

　昨年7月の「超RIZIN.3」で平本蓮に敗戦。現役引退を決意したが、格闘技への強い思いからカムバックし5月の復帰戦に勝利。再び真夏のRIZINの大舞台に戻ってきた。「テーマはとりあえず勝つ」と設定し、最後は肩を揺らして会見場をあとにした。