timelesz寺西拓人が映画初主演 撮影は“タイプロ”オーディション前「まさかこうなるなんて」
timeleszの寺西拓人が映画初主演を務める『天文館探偵物語』(配給:アイエス・フィールド/S・D・P)が、11月21日に鹿児島県で先行公開、12月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開されることが21日に発表された。

室龍太、高田翔、原嘉孝の出演も決定『天文館探偵物語』
timeleszの寺西拓人が映画初主演を務める『天文館探偵物語』(配給:アイエス・フィールド/S・D・P)が、11月21日に鹿児島県で先行公開、12月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開されることが21日に発表された。
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本作は、南九州一の繁華街として知られる鹿児島県の天文館を舞台に、BARで働きながら探偵として街の人々の困りごとを解決していく主人公が、あるスリ事件をきっかけに天文館の再開発を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていくという物語。探偵として大小さまざまな事件に関わりながら、人と人との絆や希望を描いていく。撮影はすべて鹿児島で実施され、アーケードがつながる天文館の懐かしくも穏やかな街並みがスクリーンに収められている。
主人公・宇佐美蓮を演じるのは、映画初主演となる寺西。撮影当時はオーディション前でありながら主演として選ばれ、後に「timelesz project -AUDITION-」を経てデビューしている。共演には、政治家の息子・板倉靖幸役で室龍太、誘拐事件に関わる蒲生清彦役で高田翔、誘拐された橋口凪(大原優乃)の兄で医者の橋口拓海役で原嘉孝が友情出演する。
監督と脚本を務めるのは、『うちのじいじは字が書けない』で「29th キネコ国際映画祭」グランプリを受賞した諸江亮氏。寺西の演技について「セリフだけでなく、まなざしや呼吸で人間の弱さや葛藤を見事に表現してくれました。脚本には書ききれなかった余白を、映画に息づかせてくれた」と絶賛している。企画を務めた嶋田豪プロデューサーも「主人公の宇佐美蓮には、まさにこの作品のテーマでもある『人間臭さや人のためにと動く人間像』が必要で、俳優として直向きに演技に向き合っていた寺西拓人さんがぴったり」と抜てき理由を明かした。
寺西拓人「お力を借りながら最大限の力を出せれば」
寺西のコメントは下記の通り。
「初めての主演ということで、ありがたいな、という思いと、共演してくださる皆さま始めスタッフの皆さまのお力を借りながら最大限の力を出せればなと思って臨みました。撮影では、実際に路面電車が動いている街中を自転車で走るシーンはすごく印象深かったです。また、僕は撮影中ずっと鹿児島にいて、同じ事務所の仲間も代わる代わる行ったり来たりという感じだったんですが、すごく新鮮にお芝居ができたなと思います。原に関して言うと、半日で彼の撮影が終わったんですが、なぜか2泊ぐらいして、打ち上げにも参加するという、よく分からない状況でしたね(笑)。でも、みんなが来てくれてすごく楽しかったです。timelesz projectのオーディションを受ける前日ぐらいまでこの撮影をしていたので、当時はまさかこうなるなんて、僕も思っていませんでしたが、それによってより多くの方々に鹿児島の魅力だったり、この作品がたくさんの人に伝わればうれしいなと思っています」
出演者のコメントは下記の通り。
○室龍太
「撮影時の思い出は、僕のクランクイン前にテラとホテルで談笑してた記憶が濃いですね! 主演ですしセリフ量もあり、撮影スケジュールもタイトやったんでテラが頭を抱えてたのは鮮明に覚えてます。どこか懐かしい空気を感じた風情のある商店街がとてもすてきだったので、さらに作品を楽しんでいただけるのではないでしょうか。ぜひ、劇場に足を運んでみてください!」
○高田翔
「鹿児島の方々との交流だったり、タイトなスケジュールの中、鹿児島の至る所で撮影させていただけたところがありがたかったです。完成がとても楽しみですし、見に来られる方々も楽しんでいただけると思います。ぜひ、ご期待ください!」
○原嘉孝
「風情のある街並みや昔ながらの飲食店が多く、初めて行きましたがすごく落ち着く街でした。初めて行った感覚がしないというか、居心地のいい場所だなと思いました。昔から応援していただいている方にもそうですし、僕とテラがtimeleszに入る前の活動を知らない方も勿論たくさんいらっしゃって。そういう方たちにも、こうしてその時の活動を届けられることがうれしいです。ぜひ皆さん、公開を楽しみにしていただければと思います」
諸江監督のコメントは下記の通り。
「撮影初日、寺西拓人さん演じる宇佐美蓮が、ある使命を背負い、会議に乗り込むシーン。物語の終盤に位置する難しいシーンを初日の撮影で演じることになったのですが、そのシーンで寺西さんは、セリフだけでなく、まなざしや呼吸で人間の弱さや葛藤を見事に表現してくれました。脚本には書ききれなかった余白を、映画に息づかせてくれたのです。宇佐美蓮に命が宿った瞬間でした。クランクインの1年前。僕は毎月のように天文館を訪れ、街を歩き、地元の方々と交流しながら、肌で感じた空気感をじっくりと脚本に落とし込んでいきました。最初は『人はそう簡単には変われない』という前提をもとに物語を組み立てようとしていたのですが、天文館で過ごした日々によって『出会いによって人生は変わる』という前向きなテーマに変化していったのです。そうして生まれた『天文館探偵物語』は、変われない(と思い込んでいる)人たちと、変わらない街が交差する物語になりました。ぜひ、劇場でご覧ください」
