花江夏樹が明かす映画『鬼滅の刃』アフレコ裏話 猗窩座役の石田彰に感銘「お芝居が素晴らしすぎて」
声優の花江夏樹、櫻井孝宏、石田彰、歌手のLiSAが19日、劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開)の公開記念舞台あいさつに登壇。映画のアフレコ裏話を語った。

劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』は18日から公開
声優の花江夏樹、櫻井孝宏、石田彰、歌手のLiSAが19日、劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開)の公開記念舞台あいさつに登壇。映画のアフレコ裏話を語った。
本イベントは『鬼滅の刃』では史上最大規模、東宝の作品を合わせても最大規模となる全国357館でのライブビューイングが行われた。竈門炭治郎役の花江は「昨日の夜IMAXで見てきました。あと10回は行こうと思います」と目を輝かせる。
今回の見どころである、炭治郎が猗窩座と向き合い戦っていくシーンについて、花江は「煉獄さんだったり、家族だったり、いろんな人の気持ちを背負って猗窩座と対面してるので、炭治郎を支えてくれた、作り上げてくれた人たちの想いを一番大切に、心に思いながら演じられたらいいなっていうふうに思ってたんです」と明かす。しかし、「こうしようって最初は考えてたんですけど、石田さん演じる猗窩座のお芝居が素晴らしすぎて、自然と気持ちが湧き出てくるようなアフレコだった。あまりなんか意識しなくても自然と流れで気持ちが出てくる素晴らしい空間でした」と猗窩座役の石田の演技力の高さを絶賛した。
一方、褒められた石田は「長い間この業界にいると持ち上げてもらえる」と照れ隠しのように誤魔化したが、冨岡義勇役の櫻井も「完成していない状態で我々はアフレコをするんですけど、完成されたものを見て、『完成した映像でアフレコをしたのかな?』と思うぐらい、猗窩座が喋ってるんですよね、これ、表現力がすごいなって。静かな迫力があって痺れた」と称賛。しかし、石田は「それはアニメーターの方がコマ出しを…コマ出しって分かる?」と常に謙遜状態だった。
また、石田は自身が演じた猗窩座について「強さに対するこだわりが飛び抜けている分、強さに対する評価もすごく公平」と話し、「『強くなったことを俺は認めないぞ』っていうふうになってもおかしくないだろうところを、強くなったら、それはそれで認める。それは炭治郎だけではなく、義勇にもある。戦っている時の相手の変化に常に対応して、『俺を超えられ超えられはしないだろう。でも、このまま野放していてはダメだ』と思わせる変化があったのが今回の猗窩座の一番の大きなポイント」と明かした。
アニメ『鬼滅の刃』は、集英社ジャンプ コミックス1巻~23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴氏による漫画作品が原作。アニメーション制作はufotable。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」へ入隊することから始まる本作は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送が開始された、20年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、21年から22年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』が放送・配信された。
