北野武、TVCMでピアノ演奏を披露 撮影直前に伝えられ練習も「ぜんぜんダメだったね」
漫才師で映画監督の北野武が18日、都内で行われた「SCOグループ 新CM発表会」に出席した。今後の映画製作に言及した。

今後の映画制作に言及「すっかりリタイアの態勢ではいたんですけど」
漫才師で映画監督の北野武が18日、都内で行われた「SCOグループ 新CM発表会」に出席した。今後の映画製作に言及した。
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同発表会では、19日より順次放映される北野出演の新テレビCM「人生、全力で活きる」編を初公開。同CM内では、北野自身が監督・主演を務めた映画『菊次郎の夏』(1999年)のメイン楽曲でもある『Summer』を自らピアノ演奏する。
北野は「『ピアノを弾いてくれ』と急に言われた。2、3日前だと思うんですけど、うちのピアノってもう、調律が合ってなくて。譜面を見て弾いてみたんですけど、音が当たってるのか、当たっていないのか分からないんですよ。自分が間違えているのか、ピアノの調律が悪いのか分からなくて『困ったな~』と思ったんだけど、『まぁ、現場行けば ちゃんとしたピアノあるから(何とかなると思ったし)、指づかいはまぁまぁかなと思って。ところがぜんぜんダメだったね。やっぱり久石(譲)さんはプロだなと思いましたよ」と称賛した。
他方、映画人としての現状に言及。「自分も相変わらず映画のオファーが来て、『あと何本かやらないといけないかな』という。すっかりリタイアの態勢ではいたんですけど」と告白。「あんまり忘れられていないというか。『憎まれっ子、世にはばかる』じゃないですけど、色んな仕事がまだ(ある)」と言い、「最近はアジアの仕事が多くなって、香港とかそういうところに行く。それはやっぱり映画のおかげかなという感じもある。外国の若い人たちが、かなり熱狂して迎えてくれる。やっぱり、仕事することはありがたい。また、こういったCMのオーダーがあるのは大変ありがたい。感謝しています」と述べた。
