『放課後カルテ』SPドラマで続編決定 松下洸平「ずっと心の片すみに『牧野先生をもう1回やれたら』」
俳優の松下洸平が2024年10月期に主演を務めた日本テレビ系連続ドラマ『放課後カルテ』の続編が、9月にスペシャルドラマで放送されることが18日、発表された。

子ども達の背中を押す保健室ヒューマンドラマ
俳優の松下洸平が2024年10月期に主演を務めた日本テレビ系連続ドラマ『放課後カルテ』の続編が、9月にスペシャルドラマで放送されることが18日、発表された。
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原作は、日生マユ氏のマンガ『放課後カルテ』(講談社「BE・LOVE」所載)。小学校を舞台に、口も態度もでかい小児科医・牧野(松下)が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子ども達の背中を押す保健室ヒューマンドラマだ。
スペシャルドラマのタイトルは『放課後カルテ2025秋』。今作で松下演じる主人公・牧野が向き合うのは、これまでの小学校の児童だけではなく、彼らが進学した中学校、そして病院にいる子どもたちに広がるという。
以下、松下のコメント全文。
――「放課後カルテ」がスペシャルドラマで帰ってくることへの、率直な感想を。
「本当に光栄なことだと思います。続編をやらせていただける機会ってなかなかないですので、本当にありがたいです。(連続ドラマの)撮影中にスタッフ・キャストの皆さんと、『これで終わってしまうのはもったいないですよね』なんて話はしていたのですが、まさか実現するとは思わなかったので、実現のために動いてくださったスタッフの皆さんには本当に感謝しています」
――久しぶりにメガネをかけ、白衣を着て、牧野先生の姿になった気持ちは?
「連ドラが終わってから、ずっと心の片すみに『牧野先生をもう1回やれたら』っていうのがあったので……体型維持! 太り過ぎず痩せすぎずということは意識していました。久しぶりに牧野先生を見たら、『なんだか牧野先生だいぶ緩んでないですか?』みたいなことにならないように(笑)。やっぱり変わらない姿が見られるっていうのが、続編の魅力だと思うので。もちろん変わったり成長している部分もありつつ、基本的な皆さんが抱いている牧野先生の姿そのままでいたいなとも思うので、そこは気をつけています」
――スペシャルドラマでは、病院と小学校と中学校3つの場面があり、中学校が入ってくるのが新しいところ。ご自身が演じる上で、気をつけよう、心がけようと思っていることは?
「中学生にもなると小学生の頃抱いていた悩みとはまた違う別の悩みがきっと出てくると思います。僕自身もそうでした。環境が変わったり、一緒に過ごす友達も変わってうまく順応できない生徒たちもたくさんいるはずなので、そこに牧野先生がどう向き合っていくかがポイントになると思います。
病院では、連続ドラマで出てこなかった病気も出てきますし、重い病に悩む子どもも登場する中で、保健室での経験を活かして、牧野先生がどう向き合っていくのかは、すごく丁寧にお芝居していかなきゃなあと考えています。セリフ1つ、言い方1つとっても、その端々に少し成長した牧野先生が見えてほしいですし、一方で相変わらずだなと感じるところも大事にしていかなきゃいけないなと思います」
――連続ドラマで共演された子どもたちとの再会もあるかと。楽しみにしていることや、こんな言葉をかけたいなどは?
「連続ドラマが終わってからの7、8ヶ月は子どもたちにとって大きな時間ですし、ちょっと見ないうちにすごく大きくなっていると思うんです。だから……大人っぽくなりすぎてないでほしいなって(笑)。お菓子とか見て『昔こんなの食べてたな~』『こういうのに喜んでたな、僕達』とか言われちゃったら寂しいじゃないですか(笑)」
――共演した子どもたちが他の作品で活躍している姿を、連続ドラマが終わってからご覧になる機会はありましたか?
「はい、見ていました。上手な子たちばかりなので、どの作品も素晴らしくて本当に嬉しいと思う一方で、大人びた役を演じていたり、いいお芝居をしていたりすると『すごくいいお芝居してるじゃん!』ってちょっと悔しくなっちゃうんです(笑)。勝手な親目線、先生目線なのですが、これは多分僕だけじゃなくて、このドラマに関わっていた先生役のキャストやスタッフの皆さん、全員そう思っているんじゃないかなと思います」
――最後に楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージを。
「『放課後カルテ』の良さが2時間にギュッと濃縮されたスペシャルドラマにしたいと考えています。連続ドラマの時に描ききれなかった部分も、みんなの新たな魅力もたくさん見られると思います。成長した牧野先生の姿と、変わらないみんなの笑顔に癒されていただけたら嬉しいです!」
