自民党総裁選に出馬した岸田文雄政調会長のツイッター内容が波紋を広げている。

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　岸田氏は2日、「夜のテレビ出演の合間に、地元から上京してきてくれた妻が食事を作ってくれました。ありがたいです」とつづり、夕食の食卓風景を投稿した。岸田氏も、妻もマスク姿。「#束の間のひととき」「#妻の手料理」とハッシュタグをつけ、夫婦の仲睦まじい様子を伝えている。

　一方で、この写真ついて、一部メディアが「『すごく昭和感』　岸田文雄氏が投稿した夫婦写真への強烈な違和感、理由を考えてみた」とタイトルをつけて報道した。

　この報道や賛否の声に対し、ネット上では、著名人からさまざまな反応が上がった。

　作家の乙武洋匡は同記事を引用したうえで、「他人の家庭のあり方に対してここまで恥ずかしげもなく違和感を表明できてしまう感性に、むしろ“強烈な違和感”を覚えました。岸田夫人の意思に思いを馳せていないのは意図的なのかな」とツイートした。

　フリーアナウンサーの高橋真麻は3日、自身のブログで「私は世間のニュースや事象にブログではあまり言及しないのですが」と前置きしつつ、「今回ちょっと物申したいのは『人の家庭の写真を見て、自分の価値観を押し付けて批判するのはどうかなぁ』ということ（岸田政調会長が投稿された夫婦写真に『違和感がある』などとネットで言われている件）」と主張した。

　また、元衆院議員でタレントの上西小百合は同日、「岸田議員のツイートを叩いてる人って、故木村花さんを誹謗中傷した人と同じ思考回路なんだろうな。目に見えるものだけがリアルじゃないんだよ。そもそも家で食事中にマスクつけないし、奥様は夕飯先に済ませてるかもよ。撮影用に談笑してるようなポーズ決めただけじゃん。想像力がない人はSNSやめな」とつづり、一部の批判に対し、強烈な不快感をにじませた。