稲垣吾郎「2か月で魔法覚えた」 舞台でハリポタ役に挑戦、“修行”の詳細は「喋ったら怒られちゃう」

俳優の稲垣吾郎が16日、都内で行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新キャスト会見に平岡祐太、大貫勇輔、市村正親とともに出席した。同作でハリー・ポッターを演じる心境などを語った。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新キャスト会見に出席した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新キャスト会見に出席した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】

「飛んだりもしますし、火を出したりもします」と解説

 俳優の稲垣吾郎が16日、都内で行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新キャスト会見に平岡祐太、大貫勇輔、市村正親とともに出席した。同作でハリー・ポッターを演じる心境などを語った。

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 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に描かれる。日本では2022年より開幕し、東京公演は総観客数120万人を突破。通算1200回公演を達成した。今回新たに稲垣、平岡、大貫がハリー・ポッターを、市村がアルバス・ダンブルドア、エイモス・ディゴリー、セブルス・スネイプなど複数の役を演じる。

 同主人公の姿で登場した稲垣は、今回の役どころについて「魔法使いを演じるのはもちろん初めて。魔法の習得が、修行というのが、2か月で魔法覚えたんですけど、それが大変でした」と振り返った。

“魔法の修行”について突っ込まれると「けっこう、色々内緒なところが多い(笑)。喋ったら怒られちゃう」と言いつつ、「魔法の修行は、皆さんの大好きな『ハリー・ポッター』の数々な魔法が繰り広げられる。この舞台上じゃないと稽古できないとかもあったりして。実際に、公演の後に場所を使わせていただいて、稽古したりしました。飛んだりもしますし、火を出したりもします」と解説。

 平岡が「簡単にできるものじゃない。2か月の稽古を終えてできるもの」と付け加えると、稲垣は「そう。そういう経験は、普通の俳優さんにはないこと。(同舞台の魔法演出は)こっちも何度も見ていて知っているのにビックリしちゃう」と話した。

 他方、稲垣は「3か月以上1つの作品でロングランは初めて。自分がどういう状態になるか想像もつかないです」と明かし、「僕は比較的1人でいて、静かに暮らしているタイプ。家で3匹の猫に囲まれて静かに生活している人間なので、舞台に来たときぐらいは、皆さんと心を通わせながら楽しくやっている」とコミュニケーションを意識していることを明かした。

 事前に行われたゲネプロに触れて稲垣は「(歴代の)最前列にハリーが5人くらいいたんですよ(笑)。なんであんなことするの?」と疑問を呈した。「まだそんなに何度も回数重ねてないから、間違えるじゃないですか。なんかもう、いたたまれない気持ちになった」と笑い、「でも同じハリーを演じる人間が何人もいる。今回は3人ですけど、皆で協力し合って、自分の分身みたいな人間がいっぱいいるのはすごい不思議な体験。幸せを感じています」とほほ笑んだ。

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