NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが15日、ゲストに連続テレビ小説『あんぱん』で岩男の俳優・濱尾ノリタカを迎えて番組をスタートした。この日は通常の形の朝ドラ受けはなく、冒頭、濱尾が自己紹介すると「『あんぱん』から引き続きご覧いただきありがとうございます」とあいさつし、濱尾が料理をしている映像が映し出された。

　その後、華丸が「乗っ取られましたね」と語り、スタジオを笑いに包んだ。濱尾は「恐縮です。ありがとうございます」と反応していた。その後、濱尾は作っていた肉みそを味見すると、「おいしい。僕、肉みそ、すっごい好きなんですよ」と満足げ。だが、口に運んだ肉みその量に大吉が反応。「味見の量じゃない。多いのよ」と苦言を呈していた。その後、鈴木アナが「今日ですね倉悠貴さんにお越しいただく予定だったんですけれど、体調不良ということで急きょ濱尾さんにお越しいただきまして」と紹介していた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　一方、この日放送された連続テレビ小説『あんぱん』の第77回では、のぶ（今田美桜）と嵩（北村匠海）が東京で八木（妻夫木聡）に出会い、取材を申し込むが取り合ってもらえず、のぶが周囲の人々に話を聞いて回る様子が描かれた。

　八木は子どもたちに食べ物を提供したり、読み書きを教えたり、身寄りのない子に引き取り先を見つけたりしていた。高知に戻り、のぶは八木の記事を書き、東海林（津田健次郎）に鉄子（戸田恵子）について触れられていないと怒られた。だが、嵩のこの記事は人の心をつかみます、という後押しもあって東海林はGOサイン。そうして、何とか月刊誌の最新号が発売された2日後、編集部に一本の電話が。本来記事にされるはずだった鉄子からの電話だった。ナレーションではこの電話がのぶの運命を大きく変えることになると紹介された。また嵩が描いた最新号の表紙には女性が描かれていたが、編集部のみんなはその女性がのぶと分かっていたが、のぶは全く気付いていない様子が描かれた。

『あんぱん』は、俳優・今田美桜が主人公・のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。