俳優の長濱ねるが15日、都内で行われた写真集『長濱ねる』（講談社）発売記念会見に出席した。

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　約8年ぶりとなる写真集は、「25歳の自分の姿を、大好きな場所で大好きな写真家さんに撮っていただきたい」という長濱の願いのもと企画が立ち上がった。長濱がプライベートでも訪れたことがあるというアイスランドとフィンランドで、森の中、湖、雄大な氷河など自然に囲まれながら、25歳の長濱の素顔に迫っている。

　長濱は「カメラマンさんの高橋ヨーコさんに撮影してもらいたいと思って始めた企画」と語ると「いつ見ても色あせない写真集を作りたいと思っていました。時代や廃りに影響されないようなビジュアルやファッションなどを意識しました」とコンセプトを述べていた。

　写真集には、水着のカットも掲載されている。長濱は「前回の写真集ぶりですね」とはにかむと「20代後半に差し掛かってきたので、無理に節制しすぎた体ではなく、普段の活動と地続きの自分を収めようと思っていました。それでも食事制限はしませんでしたが、肌に注意して小麦を気にしたり、ジムに通う日数を増やしたりしました」と語っていた。

　撮影時のエピソードについて「日本からおかゆを持って行ったのですが、フィンランドからアイスランドへの移動の時、手荷物におかゆをいれてしまい、（手荷物）検査で全て没収されてしまったんです」と照れくさそうに話していた。

　8年ぶりの写真集。当時から成長したことについて聞かれた長濱は「いい意味で、人にゆだねることができたと思います。今回の写真集もタイトルも写真のセレクトも、皆さんがいいものを残そうと信頼してくれていたので、お任せできました」と語っていた。

　2019年にアイドルグループ・欅坂46を卒業後、俳優としてはもちろん、エッセイや日本テレビ系報道番組『news zero』に出演するなど、多岐に渡った活動を見せる長濱。今後の目標について聞かれると、長濱は「旅をするのが好きなので、撮影地だったフィンランド、アイスランドに1人で訪れてみたいです」とプライベートでの希望を明かす。仕事については「お芝居のお仕事をさせていただいているので、演技を磨いていろいろな作品に参加したいです」と抱負を述べていた。

　写真集の出来について聞かれた長濱は、「100点です。やりたいと思えたことは全てできました」と笑顔で語っていた。