歌手の早見優が13日、東京・大手町三井ホールで真夏のソロライブ「夏色のナンシー祭り」を開催した。サプライズゲストとして、まな娘・ありささんが登場し、デュエットを披露した。

　2022年にデビュー40周年を記念して始動した真夏のソロライブ。3回目を迎えた今年は、「裸足でdancin’dancin’」をテーマに掲げ、さらにパワーアップして大手町三井ホールでの開催となった。

「裸足で…」は、早見の楽曲『溶けるように kiss me』の歌詞からつけられたもの。来場したファンに“素のまま”踊って盛り上がって欲しという思いを込めて付けられたという。

　開演前から会場内は、熱気があふれていた。入場者に配られたうちわ型のサイリウムがきらびやかに光り輝く中、LiLiCoの影ナレでスタートの準備が整った。

　青く光り輝く衣装を身にまとって登場した早見が歌うオープニング楽曲は『恋のブギウギトレイン』。待ちわびたファンは総立ちで出迎え、サイリウムを左右に振りながら一瞬にしてワンチームとなって踊り始めた。

　2曲目は『GET UP』。早見とダンサーの息もピッタリの楽曲だ。毎回、ゲストが登場する「夏色のナンシー祭り」。1人目のゲストは、アメリカから帰国したばかりのまな娘・ありささん。「一緒にデュエットしよう！」という早見の提案に大好きな楽曲『make lemonade』を初披露。この貴重なツーショットにファンは歓喜した。

　ありささんは、留学中にアメリカ人の友人から『この日本人の曲すてきなんだよねぇ』と聞かされた楽曲が母・早見の楽曲でとても驚いたという。その楽曲が続いて披露した『ゴンドラ・ムーン』だった。ありささんの白い天使のような衣装と初々しい歌声でファンを魅了した。ステージを終えたありささんは、「ファンのみなさんがとってもあたたかく、すごく楽しかった!!」と喜びをあらわにした。

　もう1人のスペシャルゲストは、大ヒット曲『ナンダカンダ』を歌いながら登場した藤井隆。福岡から駆け付けたばかりの藤井は開口一番、「すてきな早見優さんとご一緒できるのはとってもうれしい！　今日も楽しみで仕方なかったんです」と久しぶりの再会を喜んだ。

　早見に楽曲を提供している間柄だけに一緒にデュエットしたいとむちゃぶり。大好きな楽曲だという『渚のライオン』でデュエットすることとなった。

　盛り上がり続けた約2時間の公演。グランドフィナーレを飾る楽曲はもちろん『夏色のナンシー』。「恋かな？」「YES！」と言う掛け合いが会場内に響き渡り、すべてのプログラムが終了すると会場内には大満足の笑顔が渦巻いていた。

　早見は「今年で3年目を迎えたナンシー祭り、みんな夏はこのライブに参加してくれることを楽しみにしてくださっていてとってもうれしい！　これから続けていきたい!!」と興奮の一夜を締めくくった。

○「夏色のナンシー祭り 2025 ～裸足で dancin’dancin’～」セットリスト

M1.恋ブギウギトレイン －English ver.－
M2.GET UP
M3. Love Light
M4.BEAT LOVER
M5.DISCO de DISO
M6.make lemonade（with ありさ）
M7.ゴンドラムーン（with ありさ）
M8.急いて!初恋
M9.PASSION
M10.Right Here Right Now
M11.溶けるように kiss me
M12.ナンダカンダ（藤井隆）
M13.渚のライオン（with 藤井隆）
M14.Tonight
M15.誘惑光線・クラッ!
M16.REMEMBER?
－ENCORE－
M17.ラッキーリップス
M18.夏色のナンシー