登山家の野口絵子さんが12日、テレビ東京系バラエティー番組『二軒目どうする？～ツマミのハナシ～』（土曜深夜0時55分）に出演。エベレスト登頂にかかる費用について言及した。

　アルピニストの野口健を父に持つ絵子さんは番組冒頭、「父親と何か月も2人きりで山で過ごしている」と発言。「（撮影の）10日前にヒマラヤから帰ってきた」そうで、今回登頂したネパールのメラピークは6476メートルだという。

　これにレギュラーメンバーの松岡昌宏が「富士山より全然、高いじゃん」と驚くと、絵子さんは「富士山の2倍」と返答。「（メラピークから）下りてきて帰ってきて、初居酒屋です」と笑った。

　そんな中、エベレストの話題になると、絵子さんは「登ってみたいです」とひと言。松岡の「高いんでしょ？　お値段も」との質問には「入山料だけで大体、200万（円）するんです」と返し、「入山料だけですよ？」と強調した。

　続けて、絵子さんは「それ以外に滞在費、食費。それからシェルパ（案内人）って方が付いていくので、シェルパの方。サポーターさんもいたりとか、もろもろ全部ひっくるめて600万から800万（円）くらいですかね」と説明。「1人？」と聞かれた際には「はい」と答え、「みんなそれぞれ、自分たちで出すか。もしくは、私たちはスポンサーさん……とかですかね」と告げた。

　これを受け、同じくレギュラーメンバーである博多華丸・大吉の博多大吉が「別の番組で野口（健）さんとご一緒してもらって、ヒマラヤの豆知識みたいな番組だったんですけど。結構、怖いこと言ってましたよ。失敗した方はそのままにしておくって……」と語ると、絵子さんは「そうですね。助けられないです」とコメント。「最近は、特にエベレストは登山客がすごい増えてしまって……」と述べると、「ちょっと観光感覚になってしまって。それが危なくって……」と不安視した。