村山彩希、6月にAKB48卒業で「肩書なくなってしまった(笑)」 人生初舞台あいさつも「ゆるっと」
6月15日にAKB48を卒業した村山彩希が10日、都内で行われた戦後80周年平和祈念映画『ハオト』(8月8日公開、丈監督)の完成披露舞台あいさつに、俳優の原田龍二、AKB48の倉野尾成美、丈監督とともに登壇。約2年前に撮影を行った同作での思い出を語った。

お芝居は「唯一逃げたいジャンルでした」
6月15日にAKB48を卒業した村山彩希が10日、都内で行われた戦後80周年平和祈念映画『ハオト』(8月8日公開、丈監督)の完成披露舞台あいさつに、俳優の原田龍二、AKB48の倉野尾成美、丈監督とともに登壇。約2年前に撮影を行った同作での思い出を語った。
太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台に、病院内との対比で外界の狂気を問うテーマを、シリアスなだけでなく、ユーモアとサスペンスとファンタジー要素も織り交ぜで描いた創作舞台を映画化。原田は元エリート海軍兵・水越を、倉野尾は看護師・真関役を演じた。
東京で初上映を迎えた心境を聞かれた原田は「ようやく東京で公開ってことで、うれしく思います」と喜び、「2023年5月15日がクランクインだったんですが、なぜ覚えているかというと、アメリカに留学している息子が半年ぶりに帰ってくる日だった。会えずに現場にいたので覚えています(笑)。それから、6日後の21日が撮休で、日曜日だった。その日は、春日温泉そこに行きました。それから2日後の23日に、バーンズ勇気と清水一光くんと牛角に行きました。あまりにも春日温泉がよかったので、その2人を連れて31日にもう1回行ったんですが、今その思い出が蘇ってきました」と記憶力の良さをアピールし、他登壇者を驚かせた。
村山は「先月AKB48を卒業して、肩書がなくなってしまった村山です(笑)」とあいさつし、「人生初舞台あいさつですが、原田さんのトークを聞いて『こんな感じでいいんだ!』って緊張が解けました。久しぶりにファンの方と会えているってことで、ゆるっと舞台あいさつしたいと思います」と笑顔を見せた。
そんな村山が同作で担当したのは、21世紀の男性と伝書鳩で交信している不思議な役。演技で気をつけたことを尋ねられた村山は「お芝居はちょっとだけ苦手意識があって、唯一逃げたいジャンルでした」と告白し、「丈さんは秋葉原の劇場に見に来てくれて。キーパーソンだよって言われて『そんな役やっていいのかな』って不安があるままクランクインしました。でも、現場で先輩方が作ってくれる空気感がすごくて、知らずにその役に慣れることができました」と回顧した。
続けて、特に難しかったことについて「あまり作りすぎるのってよくないと思いました。作って現場に入ると、それ以外できなくなってしまう。現場では、丈さんがわかりやすくヒントをくださったんですが、言われたことに対応する力だったり、実際に怖いシーンになったとき、どう怖いのか想像を掻き立てるのが難しかったでしたし、1番の学びだったなって思います」と話した。
村山をキャスティングした理由について、丈監督は「実は、ぽわんとした雰囲気の人を探していたんです」と明かすと、村山は「初めて言われました。『しっかりしている』って言われます!」と返し、会場を笑わせていた。
