徳永えり、処方薬に依存する母親役で鬼気迫る演技 高橋光臣と夫婦役で8年ぶり共演
石原さとみが主演を務めるフジテレビ系ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(毎週木曜、午後10時~)で、10日放送の第9話に、徳永えり、高橋光臣がゲスト出演することが決定した。
ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」 10日放送の第9話にゲスト出演
石原さとみが主演を務めるフジテレビ系ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(毎週木曜、午後10時~)で、10日放送の第9話に、徳永えり、高橋光臣がゲスト出演することが決定した。
連ドラ史上初となる病院薬剤師が主人公の医療ドラマ。徳永は、抗不安薬を大量に摂取し倒れ、萬津総合病院に入院することになる患者・若月陽菜を演じる。高橋は、そんな陽菜の元夫である栗原謙介を演じる。徳永と高橋は、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(2012年)で共演して以来、約8年ぶりの共演となる。
徳永がフジテレビドラマに出演するのは、木曜劇場「ナオミとカナコ」(16年)以来、約4年半ぶりだ。そんな徳永は、今回演じる若月陽菜役でも鬼気迫る演技を見せている。陽菜は抗不安薬に依存する精神的にも肉体的にもボロボロの状態の女性。石原演じる葵みどりに取り上げられた薬を奪って口に入れ、それを止めようとするみどりに薬を吐き付けて、不敵な笑みを浮かべるなど、徳永の迫真の演技から目が離せない。
一方の高橋は、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(19年、TBS系)で演じたラグビーチームのキャプテン役での好演も記憶に新しい。演じる栗原謙介役は、陽菜とはすでに離婚しているが、今でも陽菜のことを気にかけている。陽菜と謙介は6年前に子どもを授かったが、出張で留守がちになった謙介は育児を陽菜に任せきりにしてしまっていた。両親も他界し、頼れる人がいない陽菜は次第に育児ノイローゼになり、抗不安薬を飲むように。夫婦仲は壊れて離婚に至ったが、陽菜を精神的に追い詰めた原因は自分にあったと責任を感じている。そんな謙介は6歳となった娘が最近になり、「ママに会いたい」と言い始めたことに悩む。会わせてあげたいが、精神的に不安定な陽菜に会わせることへの強い不安もある。みどりの後押しもあり、謙介は娘を陽菜に会わせることを決意するが……。
徳永は「私が演じた若月陽菜は育児ノイローゼから薬との付き合い方を誤ってしまった女性です。人はどうしようもなく何かに頼りたくなる時があって、彼女の場合は大量の薬でした」と役柄を説明。「けっして正しいことではありませんが、私は彼女が弱いからではなく、生きることに必死だったがゆえの選択だと感じました。見放さず寄り添ってくれた葵さんたちのように、皆さまもどうか、もがきながらも立ち上がろうとする彼女を見守っていただけたら幸いです」とコメントした。
高橋は「台本を読んで、医療の現場で患者さんに直接薬剤師の方が寄り添って相談に乗ってくれるというのは本当に心強いことだなと感じました」と感想を語る。「現場での石原さんは、たたずまいも本当に強く、美しい方でした」と、石原の現場での様子を明かした。役どころについて、「私が演じる栗原謙介は、ただ楽しいだけではない、つらいこと、苦しいこともある育児について、それを感じ取ることができず、妻は孤独を積み重ねてしまいます。そんな彼の痛みと苦しみ、そして感動を表現できたらと思います。朝ドラでご一緒した、徳永えりさんと夫婦役です。そちらも楽しみにしていてください!」と語った。