運命の“出会い”から8年 まねきケチャのセンター・神崎ひなが誓う憧れの場所への恩返し

アイドルグループ・まねきケチャは凪咲楓、神崎ひな、早瀬結実、三井いろは、堀内すずの現体制となって2年目を迎え、8月14日にはZepp Shinjukuで10周年記念ワンマンを開催する。節目のライブに向けて、メンバー持ち回りの“マンスリー手記”を展開。4人目は、2023年4月に加入した“先輩組”の1人で、センターを務める赤担当・神崎ひなだ。

まねきケチャの神崎ひな【写真:武田直将】
まねきケチャの神崎ひな【写真:武田直将】

赤担当・神崎ひな、一番の成長は「自信を持てるように」

 アイドルグループ・まねきケチャは凪咲楓、神崎ひな、早瀬結実、三井いろは、堀内すずの現体制となって2年目を迎え、8月14日にはZepp Shinjukuで10周年記念ワンマンを開催する。節目のライブに向けて、メンバー持ち回りの“マンスリー手記”を展開。4人目は、2023年4月に加入した“先輩組”の1人で、センターを務める赤担当・神崎ひなだ。

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 私は約8年前、初めてまねきケチャのライブを見ました。それが人生で初めて見た生のライブでした。思っていたアイドルとはいい意味で全然違いました。実際に見て初めて分かるすごさがあって、ファンの方たちのコールも近くで見るのが初めてだったので、一体感にびっくりでした。そして何より、メンバーの輝きが映像で見るより何倍もキラキラしていて、「これがアイドルか!!」と、胸がぎゅっとなりました。あの日の感動と、「自分もこうなりたい」という気持ちは今でも思い出します。

 10年という長い歴史、そして尊敬できる先輩たちがいたグループだからこそ、こうしてまねきケチャのメンバーとしていられることを誇りに思います。まねきケチャを好きな気持ちは誰よりも強い自信があります。憧れの場所が自分の居場所になった今、このステージでもっと輝いて皆さんを笑顔にして、恩返しをしていきたいです。

 加入から2年、自分の中で一番大きかったことは、「自信を持てるようになったこと」だと思います。

 特に、歌に対してはずっと苦手意識が大きくて、1年目は「自信の無さがステージから伝わってしまっている」と言われることも多く、自信を持つのは本当に難しいことなんだとすごく悩みました(苦笑)。

 でも新体制になって1年、少しずつ自分らしさを出せるパフォーマンスができるようになってきて、ステージに立つのがどんどん楽しくなりました。自分の「楽しい」という気持ちが伝わっているんだと思うと、すごくうれしいです! こんな気持ちになれるのは、いつも温かい言葉をかけてくれて、気持ちを真っすぐに届けてくださるファンの皆さんのおかげです。

 もちろん今でも、歌に対する苦手意識はなくなっていません。でも、どのライブでも「今の自分にできる最大限」を届けたいという気持ちで、歌もダンスも全力で届けています。これからも成長した姿を見せられるように一生懸命頑張っていきたいです!

目指すは常にキラキラ輝き続ける“ザ・アイドル”【写真:石原汰一】
目指すは常にキラキラ輝き続ける“ザ・アイドル”【写真:石原汰一】

不安を払拭してくれた唯一無二の同期

 振り返れば、(2024年4月に)先輩2人が卒業してしまう時に、とても寂しくて、心細くて、これから頑張っていけるのかな、と不安になりました。そんな時、(同期の)かえちゃん(凪咲)と「一緒に頑張っていこうね」と話をしました。その言葉が私の支えになった気がします。これからも自分たちらしく頑張りながら、支え合える関係でいれたらいいなと思います。

 そんな私も、今では加入3年目になります。入ってきてくれた3人は加入当初から振り覚えが早かったり、歌がしっかり歌えたり、尊敬することばかりです。自分には出来なかったことができていて、すごいなといつも感心しています。だからこそ「自分も頑張らないと」「足を引っ張らないように努力しよう」と自然と思えるし、お互いに高め合える、そんな存在だなと思っています。

 私の理想は“ザ・アイドルな子”! どこにいてもキラキラしていて、存在そのものがアイドルみたいな子です。ステージ上ではキラキラした笑顔で、見ていた人を惹きつけるような、目を離させないような……、言葉で表すのは難しいけど、自分のかわいさに自信を持っていて、それを武器にできているアイドルは本当にすごいなって。皆さんから見てそう思われるアイドルになるのが私の目指すところです。

 ソロのお仕事をきっかけに、私を知ってくれて会いに来てくれたり、応援してくれたりしてくれた方がいること、本当にうれしいです。中でも一番うれしかったのは、ファンの皆さんが自分のことのように喜んでくれて、「おめでとう」をたくさん伝えてくださったこと。そんなふうに一緒に喜んでくれるのは、すごいことだなって心から思います。

 1人でのお仕事はいつもと違うので不安もありますが、ファンの方の存在がとても大きくていつも背中を押してくれます。皆さんがいてくれるということが心強くて、これからもいろんなことに挑戦していきたい、そしていい報告をたくさんできたらな、と思っています。

神崎にとってZeppはアイドルを始めた時からの憧れの場所【写真:武田直将】
神崎にとってZeppはアイドルを始めた時からの憧れの場所【写真:武田直将】

10周年ワンマンで憧れのZeppへ

 まねきケチャに加入しての思い出……、一番を決めるのはすごく難しいですが、2年の間でやったワンマンライブはどれも心に残っています。その日への目標を立ててメンバー全員で振り入れをしたり話し合ったり、ステージに立ってファンの方の笑顔を見た時にアイドルをしていて良かったって気持ちになります。

 毎回成長した姿を見せられるように、とレッスンする時間はとてもワクワクして楽しいです。練習までも楽しいって思えます。きっと、8月14日の10周年ワンマンライブも一番の思い出に入るはず。どんどん思い出を更新していきたいです!

 今回の周年ライブの会場はZepp Shinjukuですが、Zeppは私にとってアイドルを始めた時から憧れの場所です。そこにワンマンライブで立てるなんて、まだ少し信じられない気持ちもあります。「いつか立ちたい」が現実になって、少しずつ夢がかなっていくのを実感します。それもファンの方一人ひとりのおかげなので、全員に恩返しができるような最高のライブを届けます!

□神崎ひな(かんざき・ひな)1月9日、栃木県出身。無邪気な表情と観る者の心をくすぐるあざとさを持ち備える、アイドル好きの“ザ・アイドル”。グラビアやモデルとしても活動の場を広げ、グループをけん引する。担当カラーは赤。座右の銘は「自分らしくいる」。150センチ。

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