野沢雅子、丸の内TOEI閉館に納得いかず「どうして壊すの。おかしいですよ」

声優の野沢雅子が9日、東京・丸の内TOEIで行われたアニメ映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年公開)上映前舞台あいさつに登場した。「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として行われている同作の上映。野沢は同館や同作の思い出を語った。

上映前舞台あいさつに登場した野沢雅子【写真:ENCOUNT編集部】
上映前舞台あいさつに登場した野沢雅子【写真:ENCOUNT編集部】

『ドラゴンボール』の好きなシーンはクリリンを呼びかけるところ

 声優の野沢雅子が9日、東京・丸の内TOEIで行われたアニメ映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年公開)上映前舞台あいさつに登場した。「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として行われている同作の上映。野沢は同館や同作の思い出を語った。

 MCから同館の思い出を聞かれた野沢は「舞台あいさつをするとき、ここがいつもスタート地点になるんです。私の時はよく走りましたね。ここで始めて、銀座を走って、ほかの劇場で何事もないようにごあいさつして……私は走りの劇場だと思っています」と振り返った。

 同館は1960年、東映本社が入る東映会館内に開館。約65年にわたり数多くの映画を上映し、銀座地区の盛り上げに寄与してきたが、会館の再開発に伴い今月27日に閉館する。同館では「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトと題し、閉館日までの間、往年の名作から話題作まで80作品以上の特集上映を行っている。

 野沢は「どうして壊すんですか。誰が決めたんですか。おかしいですよ。こんないい劇場を。場所もいいし。報道陣の皆さん、記事にしてやめさせてください。納得できません」と訴え、笑いを誘った。

 話題が東映アニメの人気作、『ドラゴンボール』へと展開すると、野沢は「大体の場合は別撮りをするんですが、私の場合は悟空、悟飯、悟天と一気に撮ってしまうんです。格闘シーンは、1回目に動きを頭に入れて、台本はあまり追いません」とエピソードを明かしていた。また、特に好きなシーンについて聞かれた野沢は「友達であるクリリンを呼びかけるときが好きですね」と答え、ニッコリと笑顔を見せていた。

 同作はシリーズ劇場版21作目。孫悟空(野沢)によって壊滅させられた悪の組織「レッドリボン軍」の意志を継いだものたちが、最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生み出す。彼らは自らをスーパーヒーローと名乗り悟飯(野沢)やピッコロ(古川登志夫)を襲い始める。

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