カスハラ患者がスタッフを恫喝→院長激怒で「もう診ません」 毅然対応にネット称賛「よく言った!」

クリニックの待合室で、スタッフを恫喝した患者に対し院長が「もう診ませんので、帰ってください」と診療拒否を告げる場面を目撃したという投稿が注目を集めている。SNS上では「カスハラってやつですね」「院長先生よく言った」と、毅然とした対応を支持する声が多数寄せられた。医療現場のみならず接客業全般で問題となっているカスタマーハラスメントへの対応に一石を投じる事例として、大きな反響を呼んでいる。

クリニックの待合室で起きた騒動が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
クリニックの待合室で起きた騒動が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

院長の毅然とした診療拒否に称賛 カスハラ対策に共感の声

 クリニックの待合室で、スタッフを恫喝した患者に対し院長が「もう診ませんので、帰ってください」と診療拒否を告げる場面を目撃したという投稿が注目を集めている。SNS上では「カスハラってやつですね」「院長先生よく言った」と、毅然とした対応を支持する声が多数寄せられた。医療現場のみならず接客業全般で問題となっているカスタマーハラスメントへの対応に一石を投じる事例として、大きな反響を呼んでいる。

「クリニックに行ったら、待合室で待ってた患者さんが院長に『あなた、前回、うちのスタッフを恫喝していましたよね? もう診ませんので、帰ってください!!』と言われてた こういう時代になってきたんやな」

 今月6日に話題を呼んだ、クリニックの待合室での一幕。カスハラ行為を行った患者を撃退した院長に、ネット上では「カスハラってやつですね」「院長先生よく言った! そういうお医者さんにかかりたいです」「こういう例は増えて欲しい」「素晴らしい院長だと思います」「モンスター患者は出禁でいい」など、毅然とした対応を支持する声が多数寄せられている。

 また、「医師は正当な事由がなければ診察治療を拒んではならない」と定めた医師法の応召義務を引き合いにしつつ、「医師法も、そろそろ見直しが必要な時代かもしれませんね。実際に悪質なクレーマー患者もいますしね」「恫喝に該当する行為は全て刑事責任を問われる犯罪なので診療拒否は適切な対応でしょう」など、法的観点から院長の対応を支持する声も上がっている。

 投稿者は医療系の講師業や書籍の執筆、新薬情報サイト(https://passmed.co.jp/di/)の運営などを行っているきもと@薬剤師(@passmed_kimoto)さん。病院が患者を追い返す光景を初めて目の当たりにし、その驚きを投稿したという。

 近年、医療現場に限らず、多くの接客業でカスハラが問題となっている。一連の反響について、投稿者は「モンスター化する顧客への対応に疲弊する、さまざまな業種の方のコメントがありました。カスタマーハラスメントについての法整備が求められていると思いました。また、上司の毅然とした対応は、部下の働きやすさに直結するようにも思いました」と話している。

次のページへ (2/2) 【写真】東京都が示す対応マニュアル
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