元2階級王者・京口紘人が引退発表 3月の敗戦直後に決断「出せるだけの力は出せた」 今後はタレント業に意欲
プロボクシングの元世界2階級王者・京口紘人(31)が2日、現役引退を発表した。自身のYouTubeチャンネルを更新し、「現役を引退することに決めました。ありがとうございました」と感謝とともに報告した。今年3月13日にWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガに挑戦し、判定負けした一戦が最後の試合になった。戦績は22戦19勝(12KO)3敗。

YouTubeチャンネルで知名度の上昇も明かす
プロボクシングの元世界2階級王者・京口紘人(31)が2日、現役引退を発表した。自身のYouTubeチャンネルを更新し、「現役を引退することに決めました。ありがとうございました」と感謝とともに報告した。今年3月13日にWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガに挑戦し、判定負けした一戦が最後の試合になった。戦績は22戦19勝(12KO)3敗。
京口はスーツ姿で引退を報告。YouTubeチャンネルを開設し、知名度が増したと振り返りつつ、今後は「これ(YouTubeでの経験)を生かして、今後色々メディアに出て、タレントのお仕事だったり、そういう仕事をしたいと思う」と意欲を示した。
また3月の敗戦後には「自分の中で引退というのは決めていて、今回は120%の力を出せた。悔いは残らなかったですね。終わった直後にすごくスッキリした。健康な体のままリングから降りられた」と決断について明かしつつ、「寂しさはあるが、出せるだけの力は出せた。目立ったダメージもない中で引退を決められるのはある意味幸せなのかなと」と振り返った。
大阪府出身の京口は2016年にプロデビュー。17年にIBF世界ミニマム級王座を獲得し、プロデビューから8戦で世界王座戴冠に成功した。18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王者ヘッキー・ブドラーに挑戦し、10回終了TKO勝ちで2階級制覇に成功した。22年にはWBC同級王者・寺地拳四朗との統一戦に臨んだが、7回TKO負けでプロ初黒星。その後はフライ級での3階級制覇を目指したが、かなわなかった。
