俳優の鈴鹿央士と山田杏奈が1日、都内で行われたダブル主演のアニメーション映画『ChaO（チャオ）』（8月15日公開）のジャパンプレミア試写会にOCTPATHの太田駿静、青木康浩監督とともに出席。若手ならではのドタバタトークで会場を盛り上げた。

　同作は、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』の物語をベースにしたオリジナルアニメーション。普通のサラリーマンであるステファン（鈴鹿）と人魚姫チャオ（山田）の恋の行方を描く。アヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞を受賞している。

　あいさつを求められて鈴鹿は「トーク頑張ります」と言い、同作の魅力を問われて「チャオが本当にチャーミングで、一途にステファンのことを『好き！』とずっと行動している。なんか…まぁ、なんだろうな。まだ人間と人魚というものがうまく共存している社会ではないところなどを描いている。ステファンも『人魚と結婚なんてな…』となったりする。（それでも頑張るチャオの）一途な姿を見ていると、キュンキュンする。ステファンも『え～！』っとなっているけど、心に刺さっている。すごい微妙なところが丁寧に描かれている。『空気感いいな～』と思っている」と解説。一生懸命話して「また汗かいちゃう」とポロリ。

　同じ質問に山田は「とにかくもう、（チャオはステファンのことを）大好き。人間界の生活にあんまり慣れていないながらも、いろいろお家のことを頑張ったり、ステファンの靴を洗ってみたり、ご飯を作ってみたり、そういうことを頑張るチャオの…」と話しながら、隣の2人を横目にして笑い始めた。

　たまらずイベント司会が「鈴鹿さんと太田さんは何をイチャイチャしてるの？」とツッコミを入れると、鈴鹿と太田はモジモジ。山田が「お腹が鳴ったんです！」と暴露すると、鈴鹿が「はい、お腹鳴りました」と手を上げて白状し、会場の笑いを誘った。

　その後も鈴鹿と太田がそろってモジモジ。緊張からか、太田は喉を大きく鳴らして「大きい猫がいまして（笑）」とボケ、鈴鹿は白いハンカチで汗を拭き拭き。壇上で同じ空気感を見せる2人に対し、再び司会が「イチャイチャするのやめてください」と注意すると、鈴鹿は太田と「今日はじめましてなんですよ」と告白。会場から「えー!?」と驚きの声が起きる中、さらに鈴鹿は「同じ歳で……なんか（気が合って）……ねっ」と太田と顔を見合わせた。